寒さ本番を迎えて新型コロナ感染が拡大している北海道。先週7日(2020年11月)には新規感染者が187人と過去最大を記録した。北海道と札幌市は7日から繁華街ススキノにある接待を伴う飲食店やバーに対し、22時から午前5時までの休業という時短要請を行った。居酒屋やラーメン屋などに対しては、22時以降の酒類提供の自粛を求める。
酒を出せないことで早めに閉める店も出ているススキノ。飲食店店員は「要請前からガツンと売上が落ちている。時短要請もあって先行き不透明」、飲食店に酒類を卸すリカープラザ鈴木の鈴木誉也代表は「死活問題ですね」など不安をつのらせる。
東京でも気温下がれば感染拡大?すでに1日200人超えているぞ
なぜ北海道で感染が拡大するのか。東京歯科大学市川総合病院の寺島毅教授によると、北海道は機密性の高い建物が多く、暖かい屋内に人が集まり換気を忘れるため感染が広がる。30分に1回、出入り口のドアを5?10分間開けるなど換気が必要だという。
ススキノの居酒屋では、「暖房を全開にして常時入り口を開放しているが、雪が降ると耐えられないのでは」「雪が降ったら上着をきたまま食事してもらうことになる」と今後の対策に頭を悩ませている。
石原良純(気象予報士、タレント)「北海道のほうが寒いので室内を温め、中では上着を脱いで半袖になる」
山口真由(ニューヨーク州弁護士、元財務官僚)「30分に1回窓を開けるというが、そんなことができるかな。凍えるという感じになってしまう」
司会の羽鳥慎一「東京も一週間平均で1日200人を超えている。気温が下がると東京でも起きるのではないか」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「個人でできることはやっている。あとは国がどうするか。世界をみると、一度根絶に近い状態に持っていけば、あとは感染がひろがることはない。台湾は最初に入れなかった。ニュージーランドや武漢は一度広がったけれどロックダウンで抑えた。日本でも5月に抑え込めば広がらなかったんじゃないか。アメリカやヨーロッパみたいに増えちゃったら、ロックダウンを長くしないといけなくなる。やるんだったら今じゃないか」