23歳の伊藤健太郎が起こしたひき逃げ事故は、順調に見えた彼の俳優人生を完全に暗転させてしまった。文春に、交際していた半同棲中の2歳年上の彼女を、セックスの最中に首を絞めたり、中絶を強制したりと、まるで半グレのような私生活まで暴露されてしまった。
事故は10月28日の夕方6時前だった。伊藤はランドクルーザーで外苑西通りを走行中、Uターンした際に男女2人乗りのバイクに接触した。転倒したバイクに乗っていた男性の膝は血まみれになり、女性は左足を骨折する重傷。だが伊藤はそのまま走り去ってしまったのだ。
事故を目撃していた男性が伊藤の車を追いかけ、事故現場に戻るよう言ったが、最初は「なんだ、おめぇ!」と悪態をついたという。渋々現場に戻ったが、翌日、過失運転致傷と道交法違反容疑で逮捕された(10月30日に釈放)。
伊藤は東京都国立市で生まれた。不動産鑑定士の父親とジュエリーデザイナーの母親という裕福な家庭で育ったが、文春によれば、かなり過保護だったようだ。14歳でモデルを始め、下積み時代を支えたのが、冒頭の彼女だった。伊藤は18歳。
交際直後から彼女のアパートに転がり込んだが、家賃も見栄を張るためのジュエリー代も彼女に頼ったという。だが伊藤は亭主関白で、しかも性行為中に彼女の首を絞めたり咬んだりしたそうである。飼っていた2匹の猫の首を絞めていたともいわれるから、この男にはサディスティックな面があるようだ。
そして18年春に彼女が妊娠する。それを知った母親が激怒し、こういったという。
「大事な息子の将来をどうしてくれるんですか。お金は払うから堕ろしなさい」
当の伊藤は横で泣くばかりで、中絶にも付き添わなかったそうだ。この母にしてこの子供あり。だが伊藤の女好きはエスカレートする。女優の小松菜奈にしつこくLINEを送ったかと思うと、広瀬すずにも「会いたい」と何度も連絡していたという。むろん広瀬は靡かなかった。そんな伊藤に愛想をつかした彼女は、男の荷物を外に捨てて、追い出したそうである。
だがそんな男にも寄ってくる女がいるのだ。女優の山本舞香(23)と付き合い始めたという。次々女と遊び回れば、当時の給料20万円で足りるはずはない。実家や消費者金融から金を借り、不審に思った両親が当時の所属事務所と大揉めになったという。そこを離れた伊藤には、「いつしか彼には両親を含め、甘やかすだけの大人が脇を固めるようになってしまった。彼に群がるのは"金のなる木"だと目をつけた業界関係者ばかり」(テレビ関係者)
現在公開中の映画『とんかつDJアゲ太郎』にも出演し、資生堂の『UNO』のCM撮影も控えていたそうだ。違約金は億を超えるという。伊藤には酷だが、これを機に、10年ぐらい芸能界から離れ、肉体労働でもいい、社会勉強をしたらどうか。今のままでは人間としてダメになってしまうと思う。
菅義偉首相は自著の改訂版で「大震災当時の民主党政権が議事録作成を怠ったことは国民への背信行為」と批判していた箇所をそっくり削った。政治家の覚悟など毛頭ないといわれても仕方あるまい。
人間として問題があるといえば、菅義偉首相もその一人ではないのか。日本学術会議が推薦した6人をなぜ任命拒否したのかという理由さえ答えられないのでは、首相失格である。さらに、自著で、以前は、東日本大震災当時の民主党政権を、「大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために政府があらゆる記録を残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と批判していた箇所を、最近出した改訂版では、そっくり削除していたというのでは、政治家の覚悟など毛頭ないといわれても仕方あるまい。
ポストによると、8年前に出した本は、文藝春秋の自費出版部署からだったという。ポストが調べたところによると、関連費用は総額約686万円だったそうだ。私がいた講談社でも、政治家の本を多く出しているが、ほとんどは「必ず3000部買い取る」という約束で出すもので、自費出版というのは聞いたことがない。
ポストがいうように、当時は民主党政権時代で、名もない自民党の議員では売れないと自覚して、自費出版したのだろう。だが、その内容の薄い中でも唯一といってもいい核心部分を、改訂版で自ら削除するとは、菅の本性がわかろうというものである。
文春が報じたとおり、中央道にかかる「緑橋」の補強工事に鉄筋が使われていなかった。命の危険のある問題をうやむやにするな。
さて、文春が先週報じた中央道にかかる「緑橋」の耐震補強工事に、鉄筋が使われていなかった問題で、10月28日、中日本高速道路株式会社社員と、疑惑がもたれている大島産業の従業員らが、コンクリート内部の検査解析を行ったという。結果は、「(鉄筋は)無いですね」。報道通りだったのだが、おかしなことに中日本(株)は未だに「調査中」として検査結果を公表していないというのである。
それも、当事者である大島産業も、本来施行さるべき鉄筋がされていなかったことは、当社の責任と認めているのに。文春のいうように、大島のCEOと親しい宮内秀樹農水副大臣が二階派の国交族だというふざけた理由で、この件がうやむやにされないよう、厳重に監視する必要がある。
米国でも日本でも優秀なのは留学生、それも中国からの学生が多くを占める。彼らの頭脳に頼るしかないのが現実なのだ。
新潮が連続追及している「中国千人計画」は、朝日新聞やニューズウイーク日本版でも取り上げている。だが、今週の新潮で70代の東大名誉教授もいっているように、「日本で国家プロジェクトに参加するような最先端の大学の研究グループでは、実験を担う博士課程の院生の多くが中国からの留学生です。このような現実の中で、日本の科学技術の海外流出を防ぐ手段はまず考えられません」
要は、アメリカでも日本でも、優秀なのは留学生、それも中国からの学生が多くを占めるため、彼らの頭脳に頼るしかないのが現実なのだ。ちなみに東大では4194人の留学生を受け入れているが、中国からは2505人で、韓国の372人をはるかに上回るそうだ。
また、シャープのように倒産した会社の優秀な技術者が、中国企業から高額な給与で誘われるケースも多い。中国人の留学生に、故郷へ帰る時には頭の中にある「機密情報」だけを置いていけといっても無理な話である。私見だが、スパイ防止法を厳しくしろという次元の話ではなく、どうやって日本の若者の頭を優秀にするのかという、100年先を見据えた国家プロジェクトを考える時だと思う。中国恐るべしである。
秋篠宮は、結婚の決意が固い眞子さんと、反対の意志が固い母親の紀子さんとの板挟みになっているが、どのような裁定を下すのか。
ところで、秋篠宮の「立皇嗣の礼」(りっこうしのれい)が11月8日に行われる。新潮によれば、皇太子ではなく、皇嗣(こうし)殿下という身分が新たに設けられたのは、「兄が80のとき、私は70代半ば。それからはできないです」(朝日新聞2019年4月21日付)と、即位拒否とも取られかねない発言があり、皇太子になることに秋篠宮が難色を示したためだという。
皇太子は次代の天皇であるが、今回のケースは、「あくまで現時点で皇位継承順位が1位であることを意味する呼称」(皇室研究者の高森明勅)だという。
これが終われば、長女・眞子さんから小室圭との結婚について何らかの文書が発表されるといわれている。
結婚の決意が固い眞子さん、反対の意志が固い母親の紀子さん、板挟みになっている秋篠宮は、どのような裁定を下すのか?大統領選より難しそうだ。
フライデーによると、あいみょんと尾崎世界観の熱愛が進行中とか。2人は仲良く携帯を構え、青々とした満月をパシャリ。
こちらは熱愛進行中のカップル。シンガーソングライターのあいみょん(25)とロックバンド『クリープハイプ』のボーカル・尾崎世界観(35)が同棲中だと、フライデーが報じている。
「青々とした満月が夜空に輝く11月のある夜。仕事から都内の高級マンションに帰ってきたあいみょんの姿をキャッチした。一度部屋に入った彼女が再び姿を見せたのは、帰宅から30分後。かたわらには寄り添うように尾崎の姿が。二人はマンションの開放廊下で、仲良く携帯を構え、月をパシャリ。あいみょんがかぶっていたのは代表曲『マリーゴールド』よろしく麦わら帽子......ではなかったが、5分ほど月を眺めた後、尾崎にエスコートされて部屋へ戻っていった」(フライデーDIGITAL11月06日より)
ショーン・コネリーが亡くなった。私は『アンタッチャブル』の老警官と『小説家を見つけたら』の小説家が好きだった。
ところで、ショーン・コネリーが亡くなってしまった。享年90。カリブ海のバハマで過ごしていたようだが、晩年は認知症気味だったという。007シリーズの第1作『ドクター・ノオ』が公開されたのは1960年代初め。私は高校生だった。ボンドのカッコよさと、ボンドガールのセクシーなこと、それにど派手なクルマとスピード感。男の欲望のすべてが詰まっている平凡パンチの映画版だった。
役者としてのコネリーでは、『アンタッチャブル』の老警官が見事。存在感がありすぎて、ケヴィン・コスナーやデ・ニーロが霞んでいた。私は『小説家を見つけたら』が好きだ。1作だけ書いて姿を消した小説家のコネリーと黒人の若者の友情物語だが、小説作法まで教えてくれる傑作である。
先夜、『ドクター・ノオ』を見てみたが、少しも古びていなかった。ショーン・コネリーのボンドは永遠である。
さて、11月29日に行われる「ジャパンカップ」で、無敗の3冠馬、デアリングタクトとコントレイルが対決することが決まった。これにGⅠ8勝馬のアーモンドアイが参戦するかもしれない。究極のドリームレースである。新潮は、血統馬と雑草馬との最終決戦だと書いている。
コントレイルの父はディープインパクトで、名門ノースヒルズ出身だが、デアリングのほうは父・エピファネイア(父はシンボリクリスエス)で悪くはないが、生まれは北海道の小さな家族経営の牧場で、1年目は競りで買い手がつかず、翌年は値がついたが、1200万円だった。
昨今、ディープの仔なら億の値がつくのもある中では、安いほうだろう。超エリートで金持ちボンボンと田舎出の女の仔という図か。だが、私はデアリングのほうが強いと思っている。中団の位置から最速の上りで勝ち切るレースっぷりはほれぼれする。
コントレイルは距離の壁がある。アーモンドアイと同じように2000mまでならいいが、2400mという距離が心配だ。それに菊花賞馬はJCを勝てないというジンクスも気になる。アーモンドが出てくれば、3頭立てのレースにすればいい。まったく不利のない少頭数で東京競馬場の直線を駆け抜ける姿が見たいと思うのだが。(文中敬称略)