大野智とシングルマザーA子の9葉の写真。沖縄の海、大野が好きな釣り船の上。A子を両腕で優しく抱きかかえる。A子の左の薬指にはリング。大野はA子と沖縄の離島に移住する予定だった。しかし文春記者が島を訪れると、2人が夢見た2000坪の土地は雑草だらけだった。何があったのか。

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   嵐のラストライブ「アラフェス2020at国立競技場」は盛況のうちに幕を閉じた。大晦日のNHK「紅白歌合戦」で、嵐は活動を休止、事実上の解散となる。5人のメンバーはそれぞれの道を行くことになるが、文春によれば、リーダーの大野智(39)と二宮和也(37)は「結婚」でも、正反対の選択をしたそうである。

   以前報じられたように、二宮は昨年(2019年)11月に、以前から付き合っていた元フリーアナウンサーと結婚をした。だが、ファンからは「裏切り者!」といわれ、嵐が活動している間は結婚しないという「不文律」を破ったと、他のメンバーからも批判された。

   中でも、大野と松本潤(37)は怒りを露わにし、結束力の強さで知られた5人の足並みが乱れてしまったそうである。その一番の理由は、大野が密かに育み、活動休止して1年ほどたってから結婚しようと心に決めている彼女がいることを、全員が知っていたからだという。

   恋多き大野だったが、彼女とのことを「最後の恋」だといっていた。グラビアに沖縄の海、大野が好きな釣り船の上だろうか、彼女を両腕で優しく抱きかかえる写真が載っている。大野の顔には彼女への思いが溢れ、彼女も目隠しで顔半分は見えないが、唇は微笑み、左手の薬指にはリングがはっきり見えている。

   次のページには、海の浅瀬で、水着姿の彼女と唇を重ね合う大野とのツーショット。背中を向けている2人の間に小さな子どもがいるスナップまで載っているのだ。なぜ、こんなプライベート写真が何枚も流出したのだろう。「最後の恋」はどうなったのか。

  • 嵐の大野智
    嵐の大野智
  • 嵐の大野智

大野の絵画はプロの域だ。彼が好んで描くモチーフに黒い犬のパグというのがあるが、A子と選んで飼った愛犬だった。

嵐の5人
嵐の5人

   文春によれば、大野より10歳若いシングルマザーのA子と知り合ったのは、約7年前のことだったという。芸能関係者の誕生パーティで知り合い、お互いの連絡先を交換したことがきっかけで交際が始まった。A子は、20代前半で子どもを育て、自立していた。タレントの菜々緒によく似た美貌とスタイルが大野の気に入ったのだろうが、彼女の自立心、精神面の強さにも魅かれたのではないか。

   大野が信頼しきっていたことは、「芸能人の印象を左右する髪型も彼女に任せ、A子さんが器用に髪をカットした」(文春)ことでもわかる。2人は大野が住むマンションの上下にいて、大野が自宅にいるときは、常に一緒にいて、大野は子どもも可愛がっていたという。

   大野の趣味は釣りと絵画や彫刻などの創作活動で、プロの域だそうだ。大野が好んで描くモチーフの一つに、黒い犬のパグというのがあるが、2人で選んで飼った愛犬。大野は活動休止後、沖縄の離島に移住する予定で、2017年10月には約1200坪の広大な土地を取得していた。「海沿いのプライベートビーチ付きの広い土地で、複数のヴィラを建てる計画でした」(島の不動産関係者)

   彼女は決して表には出ず、大野も、「普通の男に戻って、A子と生きていきたい」と考えていた。引退、結婚を夢見ていた大野に待ったをかけたのが、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長だった。彼女は、嵐の活動休止は認めるが、大野は事務所に残留しろと言い渡したのである。大野の描いていた芸能界引退が白紙に戻ってしまった。

   だが、不惑直前の中年男なら、残るが結婚はさせてくれというのではないか。10月に文春の記者が沖縄の離島を訪れると、大野と彼女が夢見た土地には雑草が生い茂っていたという。彼女は以前から、「これ以上、彼の負担になりたくない」といっていたという。大野が悩む姿を見かねて、彼女のほうから身を引いたそうだ。

   と、何やら封建時代の悲恋物語のようなストーリーだが、本当にそうだろうか。そうならばなぜ、2人のプライベート写真が9葉も文春に掲載されたのだろう。結局、事務所のいいなりで自立できない男を、彼女が見限ったのではないのか。

   それとも、男への未練を断ち切るために、「大野の最後の恋」の証を公開したのだろうか。故・ジャニー喜多川がつくったジャニーズ事務所は、多くのアイドルを輩出したが、女性を幸せにする教育には"手抜き"があったのではないか。これを読んでその思いを強くした。

新潮によると、菅のタニマチ企業が神奈川県の県有地の払い下げで2億円儲けた。黒岩祐治県知事の記者団への釈明が苦しい。

黒岩祐治知事(神奈川県ホームページより)
黒岩祐治知事(神奈川県ホームページより)

   さて、菅義偉首相は、日本学術会議問題で立ち往生している。言を左右にではなく、意味不明のいい訳を延々繰り返しているだけだから始末が悪い。アメリカ大統領選はバイデンが勝利しそうだ。だが、トランプという男は敗北しても「よき敗者」にはならず、最後まであがくといわれている。

   菅も、この問題でこれ以上紛糾すれば、解散に打って出るのではないかといわれているようだ。選挙が終われば国民は忘れるはずだ。もしそうなら、この手法も安倍譲りである。

   新潮が追及している、菅のタニマチ企業が、神奈川県の県有地を安値で払い下げてもらい、それを転売して2億円ものカネを手に入れたのではないかという疑惑もある。今週の新潮は、菅と親しい黒岩祐治県知事がこの問題を記者たちに問われてした「釈明」が「苦しいいい訳」だと、一つ一つ例を挙げて批判している。

   問題になっている「(有)成光舎」の河本善鎬代表が、問題の土地の周辺を購入したのは2006年と2013年。「県有地の売却を事前に知って、狙って周囲の土地を購入していたのでは」(神奈川県内の不動産関係者)と見られているそうだ。しかも、売った地権者のところへ、2015年頃、神奈川県警が来たというのである。事件性があるから、成光舎とのやり取り、いくらで売ったのかを聞かれたそうだ。

   その後、何もなかったそうだが、もしかすると、どこかが捜査をストップさせたのでは?そう勘繰りたくもなる。「かながわ市民オンブズマン」の大川隆司弁護士が、県民に不利益になる土地の売買を行った疑いがあるといっている。まだまだ火種は尽きないようだが、菅さん、大丈夫かね。

サン毎によると、菅のブレーン・竹中平蔵は「デジタル化を推し進める裏にはマイナンバーカードを広める思惑がある」という。

竹中平蔵パソナ会長
竹中平蔵パソナ会長

   そんな菅の最大のブレーンが竹中平蔵パソナ会長だ。サンデー毎日で、ジャーナリストの鈴木哲夫が、一緒に出たテレビ番組で、竹中が語った言葉を紹介している。デジタル化を推し進めようとする裏には、マイナンバーカードを広めたいという思惑があるのではないかという問いに、

   「改革に反対する人はみんな、そう言うんです。私が小泉内閣でやった時、小泉さんが最初に言ったのは『総論ではなく各論をやれ』と。各論をやっていく中で、総論は浮かび上がってくる。(中略)菅政権は各論をやる内閣」

   竹中は、各論先行は戦術でもあるともいったそうだ。

   「菅首相に申し上げたのはアーリー・スモール・サクセス。(中略)ハンセン病の裁判で政府が敗れ、厚生労働省は控訴すると言っていました。でも、小泉さんは『違う。敗北を認めろ。政府は患者の側に立て』と決断しましたよね。その時『あれ?この内閣は今までと違う』と期待が膨らんで。菅内閣はその時のようなものではなく、何をやるかは違いますが、例えば、携帯の値下げは分かりやすいスモール・サクセス。各論が前面に出ているのは、そういう意味もあるんじゃないでしょうか」

   なるほど。国民に拍手を持って受け入れられることを全面に出しながら、裏では、国民の自由や権利を縛る悪辣なことを考えろということだな。

冬来たりなばコロナ感染拡大か。北海道では東京を上回る感染者が出る日もある。乾燥がよくない。換気、保湿を常に気を付けよう。

感染者が増えている札幌市の大通り公園
感染者が増えている札幌市の大通り公園

   さて、冬来たりなばコロナ感染拡大は間違いないようである。フランスでも1日に5万人以上が感染し、500人以上が亡くなるという日が出ている。北海道では東京を上回る感染者が出る日もある。青森県では、9月末に比べて6倍強も感染者が多くなっている。

   文春によれば、冬場にコロナが重症化しやすい理由は、「粒子が小さくなると呼吸器の奥、肺胞まで届きやすくなるからです。のどで感染する分には、のどが痛くなったり、熱が出たりといった軽症で済むことが多い。しかし奥まで入り込むとダイレクトに肺に感染し、肺炎など重症化する可能性が高まる」(愛知県立大・清水宣明教授)からで、高齢者ならなおさら危険だというのである。

   それに湿度が下がるのもいけないという。最適な湿度は50%前後で、換気、保湿を常に気を付けろ、この冬は厳重要注意だそうだ。くわばらくわばら。

現代によると、将来、トヨタの売り上げが5分の1になり、30万人の雇用が失われる。電気自動車テスラなどの躍進による影響だ。

テスラの動向に注目が集まる(同社公式サイトより)
テスラの動向に注目が集まる(同社公式サイトより)

   現代から1本。近い将来、トヨタの売り上げが5分の1になり、30万人の雇用が失われるという特集を組んでいる。自動車や家電などに搭載される小型モーターで世界トップシェアの日本電産の創業者である、永守重信会長がジャーナリストの井上久男にこういったという。

   「将来的に電気自動車(EV)の価格は5分の1になるでしょう。単純計算すれば、自動車メーカーの売上高が5分の1になることも十分あり得るということです」

   三井住友銀行が試算したところによると、EVの車両コストと5年間の維持費を加えた費用は、2017年度の326万円から2030年度には256万円に下がるという。電気自動車の新興勢力テスラのイーロン・マスクCEOは、ガソリン車よりも安いEVを開発するといって、2023年頃には2万5000ドル(約260万円)の安価なものを発売する計画を発表している。

   今年7月には、テスラの時価株式総額がトヨタを上回った。そのテスラでは、

   「車体後部の一部を単一の大きな型を使って一括で造っている。既存の自動車メーカーでは見たことのない製造ラインだ。これで通常なら70部品必要なところが1部品に減った。車体重量は30%減り、コストも大きく削減できる」(大手自動車メーカーの技術者)

   日本電産は「トラクションモーターシステム」を核に、ステアリング、ブレーキなど自動運転にも関わる幅広い分野に領域を広げ、EVの基本骨格となる「プラットフォーム(車台)」を提供することを目指しているそうである。

   まさに自動車が「走るスマホ」になり、値段も下がるが、従業員数も減っていくことは間違いない。今走っている多くの自動車がEV車に取って代わられる時、日本にはどんな産業が残るのだろうか。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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