新潮によると、菅のタニマチ企業が神奈川県の県有地の払い下げで2億円儲けた。黒岩祐治県知事の記者団への釈明が苦しい。
さて、菅義偉首相は、日本学術会議問題で立ち往生している。言を左右にではなく、意味不明のいい訳を延々繰り返しているだけだから始末が悪い。アメリカ大統領選はバイデンが勝利しそうだ。だが、トランプという男は敗北しても「よき敗者」にはならず、最後まであがくといわれている。
菅も、この問題でこれ以上紛糾すれば、解散に打って出るのではないかといわれているようだ。選挙が終われば国民は忘れるはずだ。もしそうなら、この手法も安倍譲りである。
新潮が追及している、菅のタニマチ企業が、神奈川県の県有地を安値で払い下げてもらい、それを転売して2億円ものカネを手に入れたのではないかという疑惑もある。今週の新潮は、菅と親しい黒岩祐治県知事がこの問題を記者たちに問われてした「釈明」が「苦しいいい訳」だと、一つ一つ例を挙げて批判している。
問題になっている「(有)成光舎」の河本善鎬代表が、問題の土地の周辺を購入したのは2006年と2013年。「県有地の売却を事前に知って、狙って周囲の土地を購入していたのでは」(神奈川県内の不動産関係者)と見られているそうだ。しかも、売った地権者のところへ、2015年頃、神奈川県警が来たというのである。事件性があるから、成光舎とのやり取り、いくらで売ったのかを聞かれたそうだ。
その後、何もなかったそうだが、もしかすると、どこかが捜査をストップさせたのでは?そう勘繰りたくもなる。「かながわ市民オンブズマン」の大川隆司弁護士が、県民に不利益になる土地の売買を行った疑いがあるといっている。まだまだ火種は尽きないようだが、菅さん、大丈夫かね。