トランプ氏を救世主とみる人々の声に耳を傾けよう
現代アメリカ論が専門の慶応義塾大の渡辺靖教授はこう見る。「前回選挙の投票率は55%で、(トランプ陣営は)投票しなかった45%の人の中の経済的、社会的に保守的な人を掘り起こしてきたわけです。そうした忘れられた人々、取り残された人々には、トランプ大統領(74歳)は救世主なのです。リベラル派の人たちも耳を傾けてほしいですね」
武装威嚇などは問題外だが、自分の考えをここまで堂々と主張できるというのは、アメリカの健全性ともいえるのではないか。
※NHKクローズアップ現代+(2020年11月4日放送「米大統領選挙"異例"の投票日~分断社会の行く先は~」)