ドライブレコーダーを装着するなら、360度カバーする機種がいいと痛感させるあおり運転事件があった。先週土曜(2020年10月31日)、和歌山県岩出市の国道24号線で、信号待ちしていた車の運転手を、後ろに止めた車の男が殴りかかる事件があった。
ドラレコの映像を見ると、被害者の車が男の車の右側を通過すると、男は車線変更して後ろにつけ、信号で停止すると降りてくる。齋藤寿幸リポーターは「被害者の車のドアを開けて、『何してるんや!』と怒鳴って胸ぐらをつかみ、平手打ちをしたそうです」と伝える。被害男性が「警察に連絡する」というと、「しろや!」と言ってスマホを奪った。
自分は安全確認をしたか、後ろの車の不注意かわかる
どうやら、車線変更しようとしたが、被害者の車が横に来ていたことに腹を立てたらしいが、ウインカーも出していない。警察は暴行容疑で捜査をしている。弁護士の高山俊吉氏は「傷害罪の可能性は強く、懲役15年以下、または罰金50万円以下を科せられます」と解説している。
アシスタントの斎藤ちあるアナ「今回、暴行の瞬間をとらえていたのは、車の前方に設置された360度撮影できるドライブレコーダーのカメラでした。交通事故鑑定ライターの中島博史さんは、『殴ったことが明確なので、言い逃れさせない効果がありますね』と話しています」
高木美保(タレント)「360度ドラレコは、万が一、事故にあった時も、自分は安全確認をちゃんとしていたかとか、後ろから来た人の前方不注意かとかも、ちゃんとわかりますからね、(トラブルの)抑止効果にもならないかなあ。『360度付いてます』というステッカー貼ろうかな」
司会の羽鳥慎一「事故があった時も、わき見運転していなかったという証明にもなるので、全方位は有利なようですね」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「自分が加害者になることもあるので、もしかしたら不利に働くことにもあるかもしれませんが、でも、公正なんですよね。ということは、(マナー・法律違反の運転は)やらないようにしようという抑止力にもなるのでは...」
自分のドラレコが全方位かどうかチェックしてください。