「年賀状に子どもの写真」は幸せの押し売りか? 不妊治療経験者「焦りや嫉妬でイヤな気持に...」と本音語るが

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   年々減る年賀状の発行枚数だが、今、新しい年賀状問題が浮上している。SNSなどで「子どもの写真入りの年賀状はやめてほしい」という声が急増しているというのだ。でも、一体なぜ?

   「グッとラック」の取材に答えたのはイラストレーターの赤星ポテ子さん(39)。「不妊治療をやっていた時は、お正月にポストに行くのが怖かった。年賀状で出産報告を受けるとつらい気持ちになった。認めたくないくらい気持ち、女の嫉妬みたいなものが出てくる自分にもイヤな気持ちになりました」と話す。他人の幸せを見せつけられるようで、焦りや嫉妬心が生まれ、自己嫌悪に陥ることがあったと言う。

   グッとラックが20代以上の男女2000人にアンケート調査を行ったところ、「あり」は61%、なしが39%だった。

見たいのは友達の顔、子どもだけでなく家族写真なら...

   街で聞いた「なし」派の理由は「他人の子どもに興味ないです。『だから?』って」(30代・既婚男性)、「後々、どうすればいいか困る」(10代・娘)、「たまっちゃうから、写真撮って捨てちゃう」(40代・母)などの声が。さらに、「SNSでは個人情報に敏感なのに年賀状ならOKという理由が分からない」などという声もあった。

   一方で、「もちろん、あり」という人たちも。「普段会わない友達の家族の成長が見られるのは嬉しい」(40代・女性)、「かわいくて癒されるから大賛成」(50代・男性)、「幸せの『おすそ分け』と思えばいいんじゃないのかな」(40代・夫婦)などの声があった。

   星野真里(女優)「私、主人、子どもの写真を載せて年賀状を出しています。ただ、お子さんだけの写真の年賀状と言うのは、今は疑問があります。主人が『友達の顔が見たいのに、なんで毎年子どもの写真だけ見せられるんだ』と言っていて。だから私を含めた家族の写真にしています」

   キャスターの立川志らく「『幸福の押し売り』だとか、そんな風に卑屈になることはない。ただ、普通は不妊治療中の人や子どもを亡くした人に子どもの写真は送らない。それは気遣いですから。私は身内にしか子どもの写真は送りません」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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