アメリカ大統領選挙の日、「結果によっては暴動も起きかねない異例の事態です。史上最悪と言われた舌戦にも審判が下ります」と司会の小倉智昭が番組中にくる投票終了と開票開始時刻をはさんで、緊張ぶりを伝えた。
ニューヨークのトランプタワー前では「トランプ支持者と反トランプ支持者が大きな声で批判し合っています」(FNNの新庄壮一記者)。周辺に並ぶ有名ブランド店はベニヤ板や針金入りのフェンスを張って自己防衛していた。ワシントンでも、ホワイトハウスがフェンスに囲まれた。「人が集まり、大声をあげ、楽器を演奏し、歌をうたっています。集まった人たちがどんな行動をとるか懸念されます」(益野智行記者)という状態だ。
古市憲寿「大統領は統合のシンボルにならず、分断深まる」
小倉「日本の台風前みたいな。こんなの、今まであった?」
デーブ・スペクター(テレビプロジューサー)「ないですよ。フェンスまでとは初めてで、まるで戦争に近い。どちらが当選しても、双方の支持者が持つ価値観は揺るがないだろうな」
古市憲寿(社会学者)「統合のシンボルが出るかと思ったら、どちらも統合の象徴にはならない。分断は強まるのではないか」
ここで、ノースカロライナ州の投票所に武装した男が現れ、警察に逮捕されたという速報が入った。「ニューヨークタイムズによると、男はトランプ大統領の帽子をかぶり、バイデン氏の支持者を脅したということです」と立本信吾アナウンサーが読み上げた。
小倉「そこまでするとは、なんのための大統領選挙なのかと思いますね」
デーブ・スペクター「こんな低次元の選挙は二度とやってほしくない」