原因不明の腰痛は「脳のせい」!? 痛み・不安・ストレスに支配された脳が長引かせる...解決策は「1日15分、集中して歩く」

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   きょう2日(2020年11月)のあさイチは「歩き方の新常識」がテーマだった。

   多くの日本人が悩み、国民病ともいわれる「腰痛」だが、理学療法士の松原貴子さんによると「歩くことで腰痛が改善する」という。

   松原さん「歳を重ねると体が弱くなってくるので腰痛を引き起こす。それは絶対的にあるんだけど、腰痛の原因は痛みに支配された脳のせいもあるんです」

   体に異常が見つからないのに腰が痛い場合、脳の影響が大きいと考えられている。本来脳は体に痛みがあると、ドーパミンなどの物質を出して痛みを感じにくくしたり和らげたりする。しかし腰痛を繰り返している人は、痛みにともなって不安やストレスが溜まり、脳の痛みを抑える物質を出にくくしてしまう。そのせいで痛みが長引き、わずかな痛みも強く感じてしまうようになるという。

痛みの度合いや感じ方、日記につける習慣を

   松原さんが勧める腰痛改善法は「1日15分、集中して歩くだけ」。「集中して」というのがポイントで、歩くのに集中することで頭の中から痛みを追い出す作戦だ。

   集中して歩くには姿勢を意識する。両ひじを胸の高さまで体の真横に上げて背筋を伸ばし、腕を下ろしたらお腹と背中に手を当てて体が伸びているのを確認する。歩く間はこの姿勢をキープするのに集中する。

   また、痛みの度合いや痛みを感じずにできたことを日記に書くことを習慣づけ、自分の状態を客観的に知るのも大切だ。

   腰痛に悩むヴァチスト太田さん(47)、お笑いコンビ「雷鳥」のお姉ちゃんさん(43)、シャンティさん(37)と3人の芸人が、3週間欠かさずに集中して歩いたところ、3人とも痛みの程度が下がった。

   石井隆広アナウンサー「松原さんによると、歩くことに加えて重要なのが自分の状態を把握することなんです。例えばお姉ちゃんさんは8日目に『朝から夜まで腰痛がほぼなく、気分が明るくなる』。シャンティさんは11日目に『台所の作業を休まずににできた』と日記に書いています。痛みを忘れられる時間に改めて気付くことで、腰痛にとらわれていた考え方が変わっていくというわけなんです。ただ、病気で腰が痛い場合もありますので、運動してもいいかどうかは医師と相談するようにしてください」

ピコ花子

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