明智光秀の生涯を描くNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第30話が1日(2020年11月)放送され、女優の川口春奈が演じる織田信長の正室・帰蝶が久しぶりに登場した。人気の帰蝶の久々の復活にネット上では「待ってましたー」「やっぱりきれいですね」「これからも期待しています」など歓喜の声が相次いだ。
帰蝶の登場は、新型コロナウイルスの影響による放送休止前最後の第21回(6月7日)以来5カ月ぶり。
その半面、史実には出てこぬ番組オリジナルキャラクターの駒(門脇麦)と医師望月東庵(堺正章)の場面は相変わらず「いらない」「駒や東庵先生は必要ないです」とSNS上で評判が悪く、対照的なコメントが続いた。
「帰蝶」がリアルタイム検索で上位6位に
川口が演じる帰蝶(濃姫)は、主人公・光秀(長谷川博己)の主君だった斎藤道三(本木雅弘)の娘で、光秀の幼なじみだ。薬物事件で降板した沢尻エリカに代わり急遽起用された川口だったが、歴史に深くかかわる重要な役柄を凛とした演技で見事に演じ、人気が急騰。
しかし、休止していた放送が8月30日に再開されても、待てど暮らせど帰蝶の出番はなく、ネットでは「帰蝶ロス」のハッシュタグがアップされるなど、再登場を待つ声が沸騰していた。
第30回のサブタイトルは「朝倉義景を討て」。将軍足利義昭(滝藤賢一)の御座所となる二条城の建設を終えた光秀(長谷川博己)は、信長(染谷将太)に呼び出され美濃に向かう。信長は朝倉攻めを迷っていた。光秀はそこで久しぶりに帰蝶に会うが、帰蝶は「私は申し上げました。朝倉をお討ちなされと」と信長に進言したことを光秀に明かす。そして信長は帝に拝謁し、戦の勅命を受けて朝倉攻めに向かうのだった。
帰蝶が登場したのは放送開始後10数分後で出演シーンは4分ほどだったが、SNS上では再登場を喜ぶ投稿が激増、放送終了後午後9時過ぎには、Yahoo!リアルタイム検索のトレンド6位にランクインした。
「とてもきれい」「大幅に貫禄増していた」
「帰蝶が登場すると、ドラマが華やぐし奥行きが出る。特に、今日の川口さん、とてもきれいだった。煕子や娘たちと十兵衛の再開のシーンも良かった。一方、駒さんが将軍と?......あの展開には驚いだが。そして、玉三郎さんの帝、もっと拝見したかった」
「久々の帰蝶さま~!!『川口春奈』さんの文字見ただけで泣きそうになった。先週の予告の時点から、楽しみにしていたよ~!」
「川口春奈さんが出ると 画面がパッと明るくなった気がした。信長を後押しする 帰蝶。心強い妻だよね」
「久しぶりの帰蝶様は変わってないどころか大幅に貫禄を増していてもう胸がいっぱい。 十兵衛との関係が堪らないね! 信頼しあってる感!」
「観てました♪ 帰蝶さま、久しぶりの登場でしたが、やはり美しいですね♪相変わらず軍師のようで、さすがマムシの道三の娘」
「帰蝶様、ちゃんと年月を経て大人びたというか貫禄が出ているように見えててすごい...メイクや衣装による演出と演技が合わさって成せる技よな」
インスタ写真に「お疲れ自分!」と自分でメッセージ
久々の登場だったが、川口春奈はこの日の午後10時半から放送の日本テレビのドラマ「極主夫道」にも出演しており、撮影日程でかなりのハードスケジュールをこなしているようだ。
10月20日(2020年)にインスタグラムにアップした自撮り写真には、目の下にクマがくっきりと表れ「4時半起きだった今日。無事撮り終えたっ おつかれ自分! 目の下のクマやばみ笑」とのメッセージが添えられていた。
SNS上では「休める時間はあるんですか?」「顔色悪いのは伝わってくるのでお大事に」と体調を気遣う声もアップされている。(テレビウォッチ編集部)