「パソコンが農機具の1つ」。いま家族規模の「小さな農業」が広がっている。コロナ禍で食への関心が高まった消費者とSNSでつながり、有機栽培の野菜を届ける。そんな新しい農業に迫った

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物を売るだけの時代から、体験を共有して付加価値を作る時代に

   スマホで中小規模の農家の作物を直販するネット通販の代表取締役・秋元里奈さんは、「小さな農業は販路が壁になっていたのですが、ネットは消費者と直接つながれるところが大きいですね。作るところから楽しめるのです」

   小さな農業を積極的に支援する自治体も出てきた。石川県羽咋市は新規就農の移住者のために教室を開催したり、JAが自然栽培のお米をほぼ全量買い取って販売したりしている。道の駅を開設して、野菜の販売場所を増やし、ふるさと納税の返礼品としても活用している。

   あらゆる領域でのデジタルデータの活用に取り組んでいる宮田裕章さん(慶應義塾大教授)「物を売るだけの時代から、体験を共有して付加価値を作る時代になってきているのです」

   武田が最後に秋元さんに言う。「これからも、私たちと生産者をつなげるようなことを広げてください」

NHKクローズアップ現代+(2020年10月28日放送「コロナ後の豊かな暮らしとは?見直される"小さな農業"」

文   カズキ
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