例年とひと味違うコロナ禍の新春福袋...旬のフルーツのサブスク、リモートレッスン付ダイエット器具、もこもこ部屋着が人気だ

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   来年(2021年)の正月に販売される大手百貨店の福袋のお披露目会が、きのう28日(2020年10月)、東京・池袋で開かれ、コロナ禍ならではの工夫を凝らした福袋の数々が披露された。

   フルーツマイスターが厳選した旬のフルーツ5400円相当を12カ月間届けてくれるという「旬のフルーツ サブスク福袋」は、定価の約3分の1の2万210円。5点限定で東武百貨店が発売する。毎月届けてくれるというサブスクリプション方式を採用したのは初めてで、「外出しなくても毎月届く」点がポイントだ。コロナ太り解消を狙った「ダイエッター福袋」は10万円から。最新機種の加圧器具を使ったリモートレッスンが受けられるもので、3種類のコースから選べる。

テレワークで料理を始めた男性用の調理器福袋も

   西武池袋本店もコロナ時代の新生活に対応した福袋を取りそろえている。肌に優しいシルク100%マスク3点セット「シルクマスク袋」は2200円。テレワークで自宅にいる時間が増え、料理に挑戦するようになった男性向けに調理器具を詰めた「デザインよし!味よし!男の料理福袋」(4万4000円)も来年ならではの中身。

   松屋銀座の福袋のテーマは「応援」。スーツケースやリュックなどトラベルグッズを詰め合わせた「Go Toトラベル応援福袋」(1万1000円)、節約生活を応援するため約8万4000円相当のソックスを詰め合わせた「靴下100足福袋」(1万3200円)などを売り出す。

   このほか、もこもこした手触りが人気で、例年初日に福袋が完売する部屋着ブランド「ジェラート・ピケ」は、約3万円相当の男性用アイテムが入った福袋(1万6500円)をオンライン限定で販売する。ステイホーム期間中の今年5月(2020年)の通販売り上げが前年比6・5倍と激増し、男性客も多かったことから、今回初めてメンズ用福袋も用意したという。

   福袋といえば、例年、開店前の行列や袋に殺到する客の姿が"風物詩"となっているが、来年は「密」を避けるため、各百貨店は対策を検討中だ。東武百貨店は、これまで全体の約11%だった「事前予約枠」を約70%まで広げる。西武池袋本店と松屋銀座は、年内の12月26日から福袋の販売を開始し、客足の分散を狙う。

   司会の加藤浩次「昔は福袋といえば家電や洋服でしたが、今は食べ物の福袋が人気なんですね」

   下川美奈(日本テレビ解説委員)「私もワインを予約しました」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「ここ数年は百貨店系の福袋はあまり好調ではありませんでしたが、今年は年末年始に海外旅行へ行かない分、高級食材にお金を使ってみようかという人が多いかもしれません」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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