「婚前契約」をするカップルが増えているという。結婚前に家事や育児などの夫婦間のルールや離婚時の財産分与などについて取り決めをすることで、公正証書として作成すれば法的効力を持つ。アメリカやヨーロッパでは一般的だったものが、最近になって日本でも広がってきているらしい。
歌手のSILVAさん(45)もその1人で、5年前に会社員の男性と結婚した際、婚前契約を交わした。SILVAさんは「私は今、ハッピーな結婚生活を送れています。全世帯が持った方が良い」と笑顔で話す。
SILVAさんの婚前契約は全部で34条。一切の家事や育児は2人で平等に負担することなどのほかに、お金やプライバシーに関することまで細かく決められている。例えば第7条「報告義務」には「個人使用目的か否かにかかわらず、2万円以上の物品・サービスの購入をする際には、事前に相互に協議するものとする」と、第24条「連絡・プライバシー」には「互いに、自身の帰宅時間を、毎日相手に連絡するものとする」と定められている。
契約で重み生じる「浮気したら即離婚、2度目のチャンスはない」
では、契約が破られた場合は?「離婚となりますね」とSILVAさん。第28条「本契約の不遵守」には「本契約の条項を順守せず、その改善も見込めない場合には離婚するものとする」と明白に定められているからだ。離婚の原因が浮気だった場合は、不貞行為をした方が全ての共有財産と親権を相手に渡し、子どもが20歳になるまで1人当たり10万円を毎月養育費として払うことなども決められている。
SILVAさんは「浮気して『頼む、もう1回チャンスくれ』って言われても、うちにはチャンスがないんです。結婚に重たさや意味を持たせるにはこの契約書は有効です」と話す。
さて、スタジオの反応は?
キャスターの立川志らく「婚前契約なんて断然必要ない。結婚とは家族になること。そのために細かい決め事なんかいらない。そこにちゃんとした愛情があれば」
司会の国山ハセン「好感度上げにきてます?」
キャスターの田村淳「10年20年たって、SILVAさんが『私たちはもうこれ必要ないよね』って契約書を破る時が来たら、それはそれでステキですね」
志らく「こっち(田村)の方が好感度上がる」