きのう26日 (2020年10月)午前10時半頃、宅配業者を装った2人組の男が東京・中目黒駅前の高級タワーマンションに侵入、30代女性を脅して現金約600万円を奪った。犯人たちは逃走していたが、モーニングショー放送中の午前9時に19歳少年ら3人逮捕という速報が入った。
このマンションは玄関とエレベーターホールの2カ所にオートロックがあるだけでなく、1階エントランスホールにはコンシェルジュが待機。防犯カメラも複数設置された万全ともいえるセキュリテイ体制だった。現場は人通りも多く、1階には交番も入っている。
「まさかと思った。初めて聞いた」。番組の取材に、驚く住民がいる一方で「いろんな宅配業者さんや引越し業者さんが入るので、紛れてもわからないですよね」といった声も。いったいどうすれば犯罪から身を守ることができるのか。
ユニホーム確認、インタホンで質問、ドアチェーンで対応を
元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏は、「どこの宅配業者かユニホームを確認する」「どこから何が届いたのかなど、本物の宅配業者なら答えられる質問をする」「ドアチェーンをかけて対応し、荷物は玄関先に置いてもらう」「宅配ボックスやコンビニなどの宅配ロッカーを利用する」の4つを挙げている。
司会の羽鳥慎一「たまたま選んだところに600万円の現金がある可能性は低い。何か目的があって狙った可能性もありますね」
青木理(ジャーナリスト)「一般的にタワーマンションはセキュリティの高さを売りにしていますが、1回突破されれば入ってきてしまいます」
菅野朋子(弁護士)「私は留守じゃない時にも宅配ボックスを使っています。自分が頼んだものはメールで発送連絡が来るようにしているし、人から送られてくるものも連絡が来る。自分が知らないものが来たら怪しい」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「タワーマンションにも2種類ある。このマンションは住民の入るところと業者が入るところ一緒だが、分かれているところもある。正面は住人しか入れず、業者入り口が別になっていて警備がある」
羽鳥「しっかり確認して安易に通さないことが重要です」