東京都民の都内旅行のための「都民割」が先週23日(2020年10月)から始まったが、即日完売や突然の予約取り消しなど騒動が起きている。都民割は宿泊1泊1人当たり5000円、日帰りは1回2500円補助するというもの。1泊9000円以上の宿泊施設なら「Go Toトラベル」と併用可能だが、予算20億円(40万泊)に達し次第終了する。
「みなさん、あの手この手で考えていらっしゃると思いますが、取れなかった人が続出したり、予約取り消しされたりした人もいて、トラブルも出ています」とキャスターの山﨑夕貴アナが背景を説明する
「旅行業者によって、予約の受付を始めたところと、始めていないところがあります。すでに完売したところもありますが、これから始めるところもあります。結構バラツキきがあります」
GoToとの併用にシステム改修間に合わず、発売にバラツキ
司会の小倉智昭「なぜ、そんなに差があるの?」
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「一斉発売にならなかったのは、都民割とGo Toトラベルを併用するシステムをつくるのが大変で改修が間に合わなかったところがあります。そもそも、予算20億円が足りなかった。東京の人口を考えると。本当は100億円ぐらい欲しかった」と解説する。
小原ブラス(コラムニスト)「行きたいけれど、こんなに旅行会社があるとは知らなかったし、予約するのもややこしいし、相当詳しい人でないと、なかなかできない。諦める人も多いと思います」
丸田佳奈(産婦人科医)「小池百合子都知事の政策はこれまで比較的評価してきましたが、今回に関しては、この予算(20億円)では、やらなくてよかったかな、と思ってしまいます」
立岩陽一郎(ジャーナリスト)「ただ一方で、本質的にはホテルとか、業界サイドを支援するということを考えれば、まあ目的は達しているという見方もできるのでは、と思います」