リモートワークが広がり「近場の田舎」に移住を考える人が増えている 玉川徹も「僕も都会脱出考えていますね」

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   リモートワークが広がり、「近場の田舎」に移住を考える人が増えているという。とくに、都心から50キロ圏、100キロ圏が人気だ。東京駅まで1時間の湘南の海辺の新築マンションなどは、「8割近くが売れた」(京浜不動産)

   街で聞くと、「リモートワークで出社は週に1~2日なので、家賃が高い駅近に住むのはもったいない」(東京・目黒に住むIT関連勤務の30代男性)、「家で仕事をすることが多くなったので、広くて安い場所が欲しい」(豊島区に住む不動産コンサルタントの40代男性)と、都会脱出を考えている人は多い。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「僕も考えていますね。コロナでバレちゃったんですよ、(仕事するのに)集まる必要ないんじゃないのってことが。ZOOMとかあって、これでいけるって。週2日なら、片道1時間半でもいいなって感じですね」

   住宅・不動産サイト「SUUMO」編集長の池本洋一さんはこう解説する。「移住に関するページビューは増えています。ウチの会社も、2割ぐらいしか出社していません。いずれ、都心と郊外という複数のオフィスになるような気がします」

首都圏では富津市、館山市、那須町が三大人気

   移住先としてはどこが人気なのか。首都圏でいうと、中古建て希望では1位は富津市(千葉)、2位が館山市(千葉)、3位が那須町(栃木)で、以下は千葉県の木更津市、美浜区と続く。中古マンション希望は神奈川県がずらりと並び、1位は三浦市、2位は逗子市、3位は瀬谷区、5位が葉山市で、4位は千葉の成田市だ。

   池本さん「リゾート感があるところが人気なんです。軽井沢なども一部では地価が上がり始めているし、湘南の海から15分なんていう物件はほぼ蒸発状態で、すぐ決まっちゃいますね」

   リゾートっぽくないが、東京・池袋から埼玉・小川町に移住した内装デザイン会社勤務の30代女性は、4部屋+DKの築120年の古民家に住んで、家賃の月6万8000円は友人とシェアしている。「週1回ぐらい東京に出る生活です。ゆとりができて、仕事がやりやすくなりました」という。小川町からは東武東上線の下りTJライナーの座席指定券の補助もあって、1時間を座って帰ることができる。

   ただ、すでに那須町に住んでいる高木美保(タレント)は、このブームにちょっと心配する。「田舎って住める土地は限られていて、きれいだった雑木林が、突然、伐採されてマンションが建っちゃったりということが起こるんです。地域で開発に規制をかけて、緑や川をちゃんと残していくことを大事にしてほしいです」

   池本さんも「ヨーロッパではすごく開発に厳しいんです。日本も地域の価値を守ることが必要でしょうね」とくぎを刺した。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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