ホームセンター大手の島忠は、家具・日用品大手のニトリに飲み込まれてしまうのか。それともHomacなどを展開している同業大手のDCMと一緒になるのか。
司会の羽鳥慎一は「ニトリホールディングスが島忠の買収を検討していると明らかにしました。別の企業(DCM)も株式の公開買い付け(TOB)を進めていて、買収合戦になる可能性があります」と伝える。
島忠は60店舗・売り上げ1467億円の中堅だが、541店舗・4374億円のDCMがグループ化を提案すると、541店舗・6423億円のニトリが「待った!」と割って入ったのだ。
日用品の売り上げは中長期的には頭打ち状態
アシスタントの斎藤ちはるアナ「流通アナリストの中井彰人さんによると、ニトリは中小規模の店舗が多く、島忠の大型店舗が欲しいそうです。DCMの公開買い付けには島忠も賛同する意向で、島忠の看板は残ることになりそうですが、ニトリに買収されると、ニトリという店名に替わる可能性が高いと指摘しています」
いまは新型コロナによる巣ごもり消費で日用品などは好調なのだが、中長期的には頭打ち状態で、統合による生き残り戦争が始まっているのだ。
高木美保(タレント)「巣ごもり消費というのは、給付金の10万円が効いているからということなので、来年(2021年)3月以降は家計が苦しくなり、さらに将来的には少子化もあるので、どこかいいところと組みたいと考えているのでしょうね」
玉川徹「島忠とDCMとは友好的だけど、ニトリは敵対的TOBになるかもしれないですね」
羽鳥「島忠は(ニトリから)具体的な提案は受領しておりませんと話しています」
消費者としては、島忠の豊富な品ぞろえと「お値段以上」のニトリの安さを維持してほしい。