<35歳の少女/第3話>(日本テレビ系10月24日土曜放送)
25年間の昏睡状態から覚めた望美の心は10歳のまま。その間に父母は離婚、妹も家を出て家族はバラバラだ。成長しようとして、さらに家族の溝を深めてしまう

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   10歳のときに自転車事故で昏睡状態に陥り、25年後に突然目覚めた時岡望美(柴咲コウ)は、身体は35歳の大人ながら、心は10歳の少女のままだ。自分が眠っている間に、自分の看病をめぐって意見が対立した父・今村進次(田中哲司)と母・時岡多恵(鈴木保奈美)は離婚し、望美の看病にかかりっきりだった多恵と折り合いが悪い妹・寺岡愛美(橋本愛)も家を出ていた。自分のせいで家族がバラバラになったことを知り、望美は深く傷つく。

   そんな家族のために『成長宣言』をした望美は、初恋の男子で昔から教えることが得意だった元小学校教師の広瀬結人(坂口健太郎)に「勉強を見てほしい」と頼んだが、望美が広瀬に近づくことをよく思わない多恵は、望美を学習塾に通わせる。しかし、望美は小学生たちについていけずに「ごめんね、皆さんのペースに付いていけなくて」と萎縮してしまう。

  • 心は10歳のままの望美は学習塾に通うが…(日本テレビ 番組公式サイトより)
    心は10歳のままの望美は学習塾に通うが…(日本テレビ 番組公式サイトより)
  • 心は10歳のままの望美は学習塾に通うが…(日本テレビ 番組公式サイトより)

妹から「お姉ちゃんは寝たままがよかった」と八つ当たりされ...

   ある夜、広瀬が望美をパーティーに連れ出したところ、望美はカクテルで酔い潰れてしまう。広瀬が望美をおぶって家に送ると、待っていた多恵と広瀬は「望美を危険な目に遭わせるのはやめてもらえますか」「子供の気持ちを全然知ろうとしていない」と口論になる。

   一方、大手ハウスメーカーの営業マンの進次は、再婚した加奈(富田靖子)の連れ子で引きこもりの達也(竜星涼)との関係を修復しようと、加奈の制止を振り切って部屋のドアを叩く。すると、ドアを開けた達也からいきなり「100万円くれたら出てきてやるよ」と言われ、たじろぐばかりだ。

   また、広告代理店の営業職の愛美は、元カレで上司の営業部課長・相沢秀男(細田善彦)が後輩の林田藤子(大友花恋)と交際しているのを見せつけられ、酔っ払って相沢の部屋の前で大騒ぎする。そして、望美に面と向かって「お姉ちゃんは寝たままの方がよかったかもね」と八つ当たりする。

   さらに、父・進次がレストランで望美に算数を教えていると、多恵が乗り込んできて、やめさせようとする。進次は何でも自分が思う通りにしたがる多恵に「お前の回りには誰もいなくなるんだ」と罵声を浴びせて帰っていった。

   保険の外交員で、勧誘先から水をかけれたこともある多恵は「別にいいわよ。嫌われることには慣れてるし」と開き直る。

   自分が成長しようとすることで、家族の溝をますます深めてしまった望美は「今の時代のことをもっと知りたい」と、代行業をしている広瀬を手伝うことになった。そこでもまた『25年間の空白』の大きさを思い知らされる望美だったが...。(よる10時放送)

寒山 

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