朝ドラ「エール」戦争描写に大反響、NHK急きょ深夜に再放送! 薬師丸ひろ子の賛美歌熱唱にも感動の声

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   NHK朝の連続テレビ小説「エール」で、10月12日(2020年)から16日にかけて放送された第18週「戦場の歌」の戦争描写に大きな反響があり、NHKは急遽、25日深夜(2020年10月)にこの週の5回分を一挙に再放送すると発表した。

   第18週は、主人公の古山裕一(窪田正孝)がビルマのインパールに慰問に行き、そこで再会した恩師の藤堂先生(森山直太朗)と裕一が敵の急襲を受け、藤堂先生はじめ部隊の兵士が裕一の目の前で次々と戦死する、という戦場の悲惨さを描いていた。

   朝ドラとしては珍しく、戦闘で撃たれた兵士が血しぶきをあげて死んでいく場面が生々しく描かれ、通常の主題歌やタイトルバックもない重々しい空気の週だった。NHK制作陣としては、裕一が戦争の真実を知り、戦後になって平和を願う歌、人々にエールを送る曲を数多く作る転換点となる重要な場面だとして、「全編の中でも特にご覧いただきたい週です」とホームページで紹介している。

  • NHK「エール」番組公式サイト(https://www.nhk.or.jp/yell/story/week_18.html)より
    NHK「エール」番組公式サイト(https://www.nhk.or.jp/yell/story/week_18.html)より
  • NHK「エール」番組公式サイト(https://www.nhk.or.jp/yell/story/week_18.html)より

賛美歌「うるわしの白百合」は薬師丸ひろ子が提案

   また、この週では、戦争で焼けた家にたたずみ、薬師丸ひろ子が3分間にわたって熱唱した賛美歌も話題になった。賛美歌は「うるわしの白百合」で、最初は異なる演出だったが、薬師丸ひろ子の提案で歌うことになったという。

   ドラマのキリスト教考証にあたった立教大学の西原廉太教授は「あのシーンには『死』から『復活』へという、神学的なメッセージが通奏低音のように流れている」とファイスブックなどで明かしている。

   再放送の第18週「戦場の歌」(第86~90回)は、10月25日(日)午前2時35分~3時50分 (※土曜深夜)。

   またこれに関連して、2017年8月15日に放送されたNHKスペシャル『戦慄の記録 インパール』も急遽、10月27日深夜26時35分から再放送される。(TVウォッチ編集部)

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