きょう21日(2020年10月)のあさイチは「セロトニン」がテーマだった。
イライラしたり、やる気が起きなかったり、寝付きが悪かったりすっきり目覚められなかったり...などなど、心身の不調を和らげてくれるのが「セロトニン」だ。脳内で働く神経伝達物質の一つで、行きすぎた興奮や気分の落ち込みを抑え、心の安定を保つ役割を果たす。
そんなセロトニンが、コロナの長期化で多くの人に不足しているおそれがある。不安を抑えてくれるセロトニンだが、不安が大きくなりすぎると分泌されにくくなってしまうのだ。
セロトニンが出やすい体質にするカギの一つが「腹式呼吸」。普段は意識しないとなかなかできないが、お腹から声を出して歌うと自然に腹式呼吸ができる。
アップテンポの曲でもスローテンポの曲でもお腹から声を出せばOK
視聴者を代表して、「夫の在宅勤務で家でも気を遣わなきゃいけない」とストレスを抱えている菅さんがカラオケに挑戦。セロトニンが増えると反応する「α波」を測定したところ、歌う前は500程度だった数値が、歌い始めて1分で3000近くまで上昇した。アップテンポの曲を歌ってもスローテンポの曲でも、お腹から声を出せばセロトニンは増加することがわかった。
菅さん「歌い終わって、充実している感じ。来た時より遥かに元気になっている感じがします。自分の声も張っている感じがするし、シャンとしている気がします」
博多大吉キャスター「カラオケでストレス発散ってよく言うけど、ちゃんと数値に出るんですね」
ゲストの鈴木紗理奈さん(タレント)「私も一人カラオケによく行きます。人と行くと歌う曲に気を遣うんですけど、一人で行って(山口)百恵ちゃんとアン・ルイスさんを熱唱して気持ちよくなって帰ってます」
中川安奈アナウンサー「ただ、注意していただきたいことがあります。菅さんが初めて歌った『パプリカ』の時だけ、セロトニンがあまり出なかったんです」
東邦大学名誉教授の医師・有田秀穂さん「混乱やストレスはセロトニンの分泌を抑制してしまいます。馴染んだ曲をノリよく歌うのがセロトニンを分泌させるにはおすすめです」