サッカーJリーグのJ1ベガルタ仙台・道渕諒平選手(26)の交際女性タレントへのDV問題がきのう20日(2020年10月)発売の週刊誌「FLASH」で報じられ、ベガルタ仙台は「クラブの秩序や風紀を著しく乱す内容」として契約解除を発表した。
記事は「DV六冠王」の見出しで、道渕が手の包丁をもって自分につきつける写真を載せ、「死んでやるから見てろよ」と女性を脅し罵倒する姿と報じた。同誌によると、暴言は日常的で、女性を投げ飛ばし、首を絞めることもあり、女性はあざだらけだという。
司会の小倉智昭は「あくまでFLASHの報道で事実はわかりませんけどね」と他人事のようなコメント。自分で取材したらいいのに「事実はわかりません」はないだろう。
8月に把握したクラブは「9月の復帰は適切だった」
道渕選手は宮城県出身、昨シーズンは33試合に出場し6得点、ホーム最終戦の大分戦では決勝ゴールをあげてチームをJ1残留に導いた。ダイナミックなプレーで人気があった。
クラブは今年8月14日、女性の関係者から電話でDVを知ったが、翌日の試合には出場させていた。その後、自宅待機とし、リーグに報告。9月5日に道渕の弁護士から示談が成立したと聞いたという。
9月7日には暴行容疑で逮捕状が執行されたが、その日のうちに釈放された。釈放翌日には練習に、9月20日には試合に復帰した。クラブは「警察から知らせを受けていない」「女性が被害届を取り下げたと聞いた。復帰は適切だった」としている。
小倉「DVは、はたからはわからないからねえ。最近はすべて報道先行で、それが厳罰化につながる」
古市憲寿(社会学者)「クラブ側が早く知ってカウンセリングとかしていたら、事件のあり方も変わったのではないですか」