きのう18日(2020年10月)午後0時半ごろ、東京都調布市の閑静な住宅地の市道で突如、陥没が起きたと通報があった。陥没は次第に広がり、幅約3メートル、長さ約5メートル、深さ約5メートルとなり、底には水もたまっていた。通行人らにけがはなかった。
近くの人によると、午前8時すぎからヒビ割れが始まり、午前11時40分ごろには住宅のガレージの前にへこみや亀裂が入り、やがて地震のようなドーンという振動があり、陥没したという。先月(2020年9月)中旬ごろから兆候があり、家のブロック塀や壁の傷が始まっていたと気づいていた人もいる。
周辺住民は避難、陥没はすでに埋められ人は通れるが...
実は現場付近の地下では東京外郭環状道路、通称「外環道」のトンネル工事が行われていた。NEXTCO東日本は「現在、念のため周辺住民の方々には避難いただいております。外環道のトンネル工事との因果関係は不明ですが、念のため、工事はいったん中止しています。因果関係については有識者会議で原因究明に当たります」といっている。
きのう夕方には大量の土砂が運ばれ、けさ19日(2020年10月)、レポーターの岸本哲也が現場に行ってみると、土砂やアスフャルトで埋められており、人が通れるように復旧していた。
キャスターの山﨑夕貴アナが原因について専門家に聞いてところ、「可能性は、トンネル工事のためか、付近に上下水道があれば、その何らかの影響も考えられる、ということでした。住民の方は不安を払拭できませんよね」
司会の小倉智昭「日本、特に東京は地下に道路とか、電車とか、たくさん走っていますが、地上に影響が出ることはそんなにあるもんじゃないですよね。自分の住まいの周辺にこういうことがあると、本当に驚きますよね」