竹中平蔵が文藝春秋に東京をワシントンDCのように政府直轄の特別区にしろと言っている。小池都知事が激怒するだろう
最後に、菅が師と仰ぐ竹中平蔵人材派遣パソナ会長が、文藝春秋(11月号)で、とんでもない持論をぶちあげている。東京をワシントンDCのように特別区にして、日本政府直轄にしろ。都知事は「東京都担当大臣」として政府が任命する。都が所有している資産を売却しろ。
小池百合子都知事が読んだら怒りで震えるだろう。竹中が思い描く国の未来は、「『個人が自由に、生きたいように生きられる』という社会です。それが最も幸福度が高く、経済的豊かさも追求できる社会だと思います」と語っている。個人が生きたいように生きられず、貧しいものはますます貧しくなる社会をつくったのは、あんたと小泉純一郎ではないか。
こんな人間が菅の最大のブレーンだというのだから、菅政権が自己責任ばかりを言い立てるのは必然である。私は、毎朝、テレビで菅の顔が出るとすぐにチャンネルを変える。その日一日が陰鬱にならないために。(一部文中敬称略)