文春によると、GoToトラベルを考えたのは菅と二階だが、JTBの社員には電話するだけで日当が約4万2000円も払われている
新潮に、認知症の人には音楽を聞かせるといいという記事がある。何を今さらである。音楽を聞けば一瞬にして往時が甦るのは、当然である。私が認知症になっても、Venturesの「Walk, Don't Run」を聞けば踊り出すぞ。青春だったな。
さて、頑張っている女性に対して、頑張っていない男たちを紹介しよう。「Go To」トラベルというしょうもないことを考えたのは二階と菅だそうだが、案の定、税金が無駄に大盤振る舞いされていると、文春が報じている。この事務局に出向しているのは、8月の除外されていた時点でも、東京事務局だけで435人がいて、そのうちの4割、174人が最大手のJTBの社員だったという。
しかも仕事が激減した海外部門の社員が出向していて、「こんなにお得ですよ」と電話で宣伝するだけで、日当が平均約4万2000円も払われるというのである。文春によれば、現在の規模で事務局が運営されるのは来年3月までだが、内部資料などを基に試算すると、それまでにJTBに支払われる「総額」は推定約170億円にも及ぶそうだ。 観光庁は日当の水準は問題ないと答えているが、こうした一部の大手企業優遇策は、大いに問題ありだ。