きょう16日(2020年10月)から5Gの新型iPhoneの予約受付開始ということで、アップルなどGAFA(Google、Apple、face book、amazon)の巨大さと儲けっぷりを「羽鳥パネル」コーナーで取り上げた。
「何もわかりませんから、よろしくおねがいします」という長嶋一茂(スポーツプロデューサー)に、立教大ビジネススクールの田中道昭教授が「GAFAを知らなくても生きていけますが、一茂さんも知らない間に使っているというお話です」と解説した。
GAFA4社で東京証券取引所上場2653社と同じ時価総額
まず、このGAFAがどれだけ巨大か。東京証券取引所に株式上場している2653社の時価総額は約597兆円だが、4社を合計した時価総額はそれに匹敵する約560兆円だ。アップルの手元資金(2019年)の2059億ドル(約22兆円)は、ニュージーランドのGDPとほぼ同じ。
その巨額の売り上げや利益を生みだしているのは利用者の個人情報で、iPhoneを使ったり、グーグルで検索したりするたびにそれらの会社に筒抜けになる。その情報をもとに、さらにビジネスを展開しているのだ。司会の羽鳥慎一が「一茂さんも、知らないうちに個人情報を取られているということですよ。なんかハワイによく行くなあとか」と話を向ける。
長嶋「高速道路の渋滞情報なんかよく見るけど、どこにいるかバレているわけね」
羽鳥「はい、バレています。ただ、わかるのはID番号なので、一茂さんだとはわからないことにはなっています」
スタジオが「エエッ」と驚いたのが「ポケモンGO」だ。羽鳥が「グーグルから独立した会社が作ったもので、スマホのGPS機能を使っているわけですが、利用は無料です。では、なにで利益を得ているかというと......」と説明を始める。提携企業(スポンサー)の店舗周辺でアイテムやレアキャラが手に入るように誘導しているのだという。
羽鳥「ゲームじゃなかったんですよ。『このお店に行ってほしいな。では、このお店の近くレアキャラを発生させよう』ということだったんです。そして、そのお店にユーザーが入ると、提携企業からスポンサー料が入るんです」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「そういうふうになっていたのかあ、誘導されていたのね」
田中教授「利用が無料だということは、無料でご自分のデータを提供しているということです」
この話題にも相変わらずついていけない一茂だったが、アマゾンのウェブサービスを各国政府や大企業も利用していると聞いて、「アマゾンの株を買うかどうかだな」と、そこういうことは鼻が利くらしい。