「羽鳥パネル」コーナーは3大メガバンク変革だった。司会の羽鳥慎一が「みずほフィナンシャルグループは事務員の3割に当たる3000人程度を営業に再配置します。また、週休3日~4日へ。正社員の約4万5000人その対象となり、休日を副業や起業、自己研鑽、介護に利用して欲しいということです。ただ、基本給は8割とか6割に下がるといいます」と取り上げた。
ゲスト解説の作家・江上剛氏(元みずほ銀行勤務)は、「働き方改革ということで評価できます。私のころは残業が普通で、24時間働くというのが楽しかったのですが、変わりましたね」と感慨深げだ。
三菱UFJではデジタル化のため初の理系の頭取が誕生
三井住友フィナンシャルは来年(2021年)4月以降に口座を開設し、「ネットバンキングを利用しない」「残高1万円未満で2年以上使わない」と年間1100円の手数料を取られる。三菱UFJフィナンシャルではこの4月(2020年)に、東京大学理学部卒業という初の理系の頭取が誕生した。こうした変革の狙いは、銀行業務のデジタル化だ。
では、銀行の使い方は変わるのか。法政大大学院の真壁昭夫教授(元みずほ銀行勤務)は「ATMが削減される」という。羽鳥は「銀行まで行って振込みや引き出しをしなくても、PayPay、LINEpay、楽天ペイなどで決済するようになります。24時間365日OKで、手数料も不要です。銀行が必要なくなるんじゃなくて、店舗が必要なくなるんです」と説明した。江上氏は「住宅などの個人ローンの審査もAIになる」と見る。
街の中心地のドーンと建っているメガバンクの支店も、いずれコンビニや保育所と併設なんてことになるのかもしれない。