新型コロナウイルスの飛沫がどう広がるかをスーパーコンピューター「富岳」がシミュレーションし「湿度が低いほど飛沫は空中に漂う」などの結果を、理化学研究所がきのう13日(2020年10月)に公表した。
司会の小倉智昭「乾燥する冬を前に注意点が見えてきました」
オフィスでの会議を想定した場合、湿度90%と30%では飛沫量に3倍の差があり、シミュレーション映像では「30%だと、発言者と対面する人の顔や胸、肩にすごい量が付着します」(立本信吾アナウンサー)という状態。食事では、斜め前の席まではあまり飛ばず、横の人に話しかけると多量に飛んだ。
マスクは正面はいいが、横と上には飛沫が出てしまう
小倉「斜め前の席がいいとはいっても、4人で食事する場合は避けられないな」
デーブ・スペクター(テレビプロジューサー)「カウンターのときもこまります」
古市憲寿(社会学者)「普通にマスクして、うつってもいいやという人と食事するしかありませんね」
マスクの効果は、前に向かっては飛沫はほとんど出なかったが、小さい飛沫が横や上から飛び出て上昇。マウスガードは、小さい飛沫が上に飛び出し、大きな飛沫が下にも出た。フェイスシールドは、大小の飛沫が下に出て体につきやすいことも分かった。「だだもれ状態」で、理化学研究所の担当者は「マウスガードやマウスシールドは、防御が完璧でないことを頭に入れてほしい」と話している。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト