<エール>(第89話・10月15日木曜公開)
日本に戻った裕一は戦死した藤堂先生から託された手紙を渡すため、福島の藤堂家に。心の整理がつかず東京に戻るが、曲作りの依頼はますます増えるのだった

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   慰問から日本に帰国した裕一(窪田正孝)は、その足で藤堂先生(森山直太朗)から託された手紙を昌子(堀内敬子)に渡すために、藤堂家に向かう。

   その後、福島の実家に急いだ。母・古山まさ(菊池桃子)を看病するため、音(二階堂ふみ)と娘・華(根本真陽)が疎開して裕一の実家である喜多一にいたのだ。

   音「どうだった?」

   裕一「向こうで、藤堂先生に会えた」

   裕一は、そう言って無言になる。音は、そんな裕一の様子を見てなにがあったのか察しがつく。心の整理がつかない裕一は「しばらく一人でいたい」と告げて、音と華たちを福島に残して東京に戻る。

   戦況が悪化すればするほど、国民の士気を高めようと、裕一への曲づくりの依頼は増え続けた。裕一は心を殺して曲をつくり続けるのだった。

豊橋では五郎が特高に捕まり、空襲で炎に包まれた家には梅が...

   一方、豊橋では音の母・関内光子(薬師丸ひろ子)が、キリスト教の信徒の集いに参加しようとしている婿の田ノ上五郎(岡部大)を必死で止める。

   光子「やめるって決めたでしょう」

   五郎「僕は、義母さんみたいに割り切れません。馬具は戦争の道具です。けがれています」

   その晩、五郎は特高警察に捕まってしまったのだ。翌日、五郎を心配して探す妻の田ノ上梅(森七菜)と光子。すると空襲警報がなりはじめる。

   戦火によって自宅が燃えはじめてしまったが、梅は原稿を取りに引き返す。馬具職人である岩城(吉原光夫)が、水をかぶって梅を追って焼けている家の中へ飛び込む...。(NHK総合あさ8時放送)

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