「きょう13日(2020年10月)は朝から秋晴れの空が広がっています。もう、26度。25度以上は夏日といいますから、昼間は夏日の名残を感じるような暑い日になるかも知れません。ところで、きょうは今が旬の美味しい食材を紹介します」と気象予報士の天達武史が取り上げた。
実は10月13日は、「さつまいもの日」。天達が解説する。
「江戸時代にさつまいも屋さんのキャッチフレーズに『栗よりうまい十三里』という言葉がありました。『栗』は9里、『より』は4里の距離のことなんですね。栗よりも4里もうまい、それがさつまいもだというわけです。13里はどこなのか、江戸から13里というと、埼玉の川越あたり。ということで川越あたりのさつまいもが美味しい、としゃれを利かせたんですね」
木曜は北海道の山間部に雪が積もるかも
では、どんなさつまいもが美味しいか。天達が示したのは(1)細長い(2)ずんぐりむっくりで液体が少し出ている(3)葉っぱが出ている、の3タイプ。正解は(2)のずんぐりむっくり。「端から黒い密が出でいて、芽が出ていないもの」がいいのだそうだ。
タイプには、ほくほく系(紅あずまなど)と、ねっとり系(紅はるかなど)があり、ほくほく系は収穫直後が食べごろで天ぷらにおススメ。ねっとり系は30日以上熟成させると甘味が出てきて焼きいもにするといい。
さて、天気予報だが、「きょうは暑いですが、今週は一気に冬を思わせるような『焼き芋日和』がやってきそうです。木曜日22日(2020年10月)には北海道の山間部には少し雪が積もるかもしれません」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト