JR横浜駅がきのう12日(2020年10月)夕方、「異臭」で騒然となった。午後4時半過ぎから、「ガス臭い」「異臭がする」と警察や消防に通報が相次ぎ、一時は入場規制も。神奈川県内の異臭騒ぎは6月4日の横須賀市をはじめ、三浦市、横浜市など各地で相次いでいるが、原因はわかっていない。いったい何が起きているのだろうか。
スッキリに届いた視聴者提供の映像には、「ガス臭いですね。原因は分かりません」と駅員が言い、改札口近くに規制線が張られ、乗客が戸惑う姿が。「JR線ご利用のお客様は中央北改札をご利用下さい」との放送が流れた。現場にいた人は「ガス臭い」「何かが焼けているような」「鼻につんとくるような臭い」。駅ばかりでなく、約1.5㌔メートル離れた横浜市みなとみらい地区からも通報があった。
「異臭騒ぎ」の始まりは6月4日の横須賀市。「油?シンナー?」「ゴムが焼けた」「プラスチックが焼けたような臭い」。その後も同市では、7月17日、8月21日、9月19日、10月1日にも異臭騒ぎが起きた。8月には東京ガスが調査をしたが、ガス漏れなどは確認されなかった。10月3日には横浜市中区の住宅地でも届けがあった。県と市が、県警や海上保安庁と協力をして調査を急いでいる。
「大地震の前触れではないか、との意見も承知」横須賀市長
先週5日(10月)には、横須賀市の上地克明市長が動画で、「大地震の前触れではないか都の意見があるのは承知しているが、まずは科学的に異臭の成分を分析する」とのメッセージを発信した。同市が地元の小泉進次郎環境相も「私も関心をもっています。この臭いはどこからくるのだろうと」。
東京大学名誉教授のロバートキャンベル「原因はひとつなのか、別々なのか、いろんな角度から早くつきとめてほしい」
司会の水ト麻美アナ「三浦半島では、東京湾を航行するタンカーのガス抜きでは、とか、東京湾で発生した青潮の臭いでは、との説もあるそうです」
フリーアナウンサーの高橋真麻「不安ですよね。ふつうに暮らしていても、ガスの臭いがしたら、引火したらどうする、となるし、地下鉄の中で異臭がしても、過去に事件があったから。究明を急いで欲しい」
不安は広がるばかり。究明を急いでもらいたい。
文 栄| 似顔絵 池田マコト