「本家『24』はドラマ史上の最高峰。触れてはいけなかった」
ネット上では、本家の熱烈なファンから批判の嵐が殺到した。
「本家24の全てのシーズンを何度も観た大大大ファンです。キャスト、脚本、カメラワーク、照明等観る者を惹きつけてやまないスピード感とワクワク感。それは、ゼロからひねり出し完成させたスタッフのエネルギーの賜物。本家24は絶対にリメイクなんてできない、全てにおいて完成されたドラマ。しかもアメリカだからこそ通用するドラマです。だから全く期待せずに観ました。『やっぱりねー』でした。唐沢さんを含め、ほぼ全員緊迫感のない棒演技。カメラワークから何からドキドキ感はほぼゼロ。本家は、ストーリーが分かっていても毎回ドキドキします。次が観たくて、観たくて、次の日が仕事なのに夜中3時まで観てしまった経験が何度もあります。これは眠気が誘われるレベル。『24』という尊敬すべきドラマタイトルは使ってほしくなかった」
「セットが安っぽい。本家は、ハリウッド映画並の予算を使っている。そうでなければ、巨大で複雑精緻なセットを組める訳がないし、本物の戦闘機もバンバン飛ばしている。本家の緊迫感は、実際に9.11の巨大テロが現実にあった国だからこそ、作り手も視聴者も不気味なリアリティを持って入れ込んだわけです。平和ボケの日本で、よくリメイクを考えたものだと、逆に感心してしまいます。唐沢さんは好きな役者ですが、だいたい、ひょうきん者の彼が世界一気の短い、暴力的で、無鉄砲なジャック・バウアーをやれる訳ない。伊勢谷友介くらいがちょうどいいのに」