利用できなくなった時に、どんな手立てがあるのか?
武田キャスター「利用できなくなった時に、どんな手立てがあるのでしょうか」
小林記者「訪問介護などの代替サービスを探す。また、介護施設やケア付きホテルなど一時避難施設に移るなどです」
それが見つからないから、家族は苦労しているのではないのか。東洋大の早坂聡久准教は「介護保険法ができて20年になりますが、介護事業者と労働者の献身で支えられているのが実態です。また、未曽有の人材不足にもなっています。基本報酬の引き上げを急がなければなりません」と指摘する。
慶應大の宮田裕章教授「今後の話になりますが、いまは対面のカラオケなんかはできませんが、遠隔サポートを使って、好きな娯楽とか、あるいは話題ごとに集まるといったことができるようになります」
介護を必要とする人や家族は、きょうあしたをどうするかと切羽詰まっているのに、いつ実現するかわからない話ばかりされても何の役にも立たない。武田キャスターの「徹底して考えます」という意気込みの割には、中身は拍子抜けだった。
※NHKクローズアップ現代+(2020年10月7日放送「あした介護が受けられない~コロナ長期化が生む"介護の空白"~」)
文
カズキ