台風14号が関東に上陸する可能性が強まった。気象予報士の片岡信和はこう予想する。「金曜日から北に進路を変えて、関東に上陸するか、南にそれて接近するかですが、南にそれても大荒れの天気になります」
関東に上陸・最接近は日曜11日(2020年10月)の午前3時ごろで、土曜午後から雨風が強まりそうだ。
台風が近づくと体調不良を訴える人が増える。「気象病」と呼ばれる症候群で、1000万人以上いるという。街で聞いても、「頭痛がする」「むかしケガしたところが痛くなります」と"患者"は少なくない。めまい、肩こり、低血圧、関節痛などの症状もある。
専門医「気候の変化に体が付いていけない状態」
司会の羽鳥慎一が「原因は気圧差や寒暖差なのですが、どう対処したらいいのでしょう」とパネル解説した。東京有明医療大の川嶋朗教授は「気候の変化に体が付いていけない状態と考えていただければいいと思います」と説明する。
女性に多いのだそうだ。高木美保(タレント)は「赤道付近で熱帯低気圧が発生したぐらいのころに、もう頭痛が起こるのでわかりますね」という。アシスタントの斎藤ちはるアナは「頭が痛くなると、次の日か、次の次の日に必ず雨が降ります」と話すが、玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)は「全然ないですね」
寒暖差によって起こるので、まずは体を冷やさないことが対策になる。「マスクが有効で、素材が厚めのものがいいようです。太い血管がある首のあたりをスカーフやストールで暖かくしてください」と羽鳥が伝える。腰をカイロで温める、お風呂は38~40度の湯に首まで使って10~20と数えると効果があるらしい。
気象会社「ウェザーニュース」は気象病予報を出していて、台風14号が接近するあす9日から11日は「やや注意」、12日は「警戒」だ。