番組冒頭、司会の小倉智昭が「共同通信社前論説副委員長の柿崎明二さん、というより、まぁ『とくダネ!』のファミリーですよね。その柿崎さんが共同通信を今日付けでおやめになって、明日からは、内閣総理大臣の補佐官を務めることになりました」と切り出した。
菅内閣は29日(2020年9月)、柿崎氏(59)を首相補佐官に起用する人事を閣議決定。政策の評価・検証などを担当するそうだ。柿崎氏は菅首相と同じ、秋田県出身だ。「とくダネ」にはコメンテーターとして出演し、これまで安倍政権批判をするどく批判してきた。
社会学者の古市憲寿は「笑っちゃいました。だって、あれだけ安倍政権を批判されていた方が官邸側に入るって。何ができるんだろうな、と興味深いですよね」とコメント。さらに「菅さんのやり方がうまいですよね。リベラルな方を中に入れ込んで幅広く広げていくのは1個のやり方なのかな、と思いました」と評価した。
自民総裁選前には、菅氏の人物を熱く語っていた柿崎氏
「柿崎さんは、安倍さんのスポークスマンと言われる田﨑(史郎)さんと番組でやりあったこともあります。モリカケ問題、お花見問題...、相当シビアに対立していました」と小倉。そして「バランス感覚のある方なので、良い仕事してくれるのかな、と期待もしています」とエールを送った。
自民党総裁選13日前の1日、「とくダネ!」に出演していた柿崎氏は菅官房長官(当時)がどんな人物かを熱く語っていた。そこに「気が付いたら柿崎さんが補佐官かなんかやってんじゃないの?」と冗談交じりのツッコミを入れたのが小倉。それが現実となった格好になり、ちょっと得意げな様子だった。
古市「週刊誌は偉くなった人のスキャンダルを追います。柿崎さんは何もないといいですけどね」
小倉「僕が知っている限りはないです」
古市「ダジャレがつまらないです」
山﨑夕貴アナ「ただの悪口じゃないですか!」