竹内結子さんが2か月前に語ったインタビュー内容を紹介した「とくダネ」に、カズレーザー 「いま取り上げるのは死人に鞭打つのと同じ」と疑問

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   とくダネは27日(2020年9月)に亡くなった女優の竹内結子さん(40)の訃報を2日連続で報じた。

   番組では雑誌「LEE」10月号の記事を紹介。2か月前に行われたインタビューで、竹内さんは「実は2度の出産で仕事を離れることには不安がありました。特に長男のときは私の代わりはいくらでもいると思っていて、怖くてたまらなかった」と明かしていた。そして「今回、たっぷり時間があって家族と向き合って、自分の人生をもう少し大事にしてもいいんじゃないかと思えました」と、コロナ自粛期間を経ての考えも語っていた。

   お笑いタレントのカズレーザーは「インタビュアーの前でどこまで本心を打ち明けたかは分からないし、この2か月で心境の変化があったこともありえる。でも、亡くなった後でこういう形でインタビューを取り上げるのはどうなのでしょう。家族もいい気持ちはしないだろうし、うがった見方をすれば、丁寧な言葉で死人にムチを打っているとも思えます。我々は今後、著名人の自死をどのように扱っていくべきなのでしょうか」と疑問を口にした。

元夫・中村獅童さんのSNSには心ない中傷コメントが

   国際政治学者の三浦瑠麗は「インタビューでは本音もしゃべるけれど、裏に抱えている不安とか揺らぎとか、自分自身のことを良く分かっていない部分は出さないものです。コロナ禍に関しては、芸能人の方は辛かったとしてもそう言えないというのはあると思う」としたうえで、「女性は自粛期間中にほとんどの家事・育児を担った。学校、保育園、幼稚園がやるべきことを、全部我々女性が担ったんです。多くの女性が今そういう気持ちを抱えているかも知れないと思うことが大事です」

   また、番組は竹内さんの元夫・中村獅童さん(48)のSNSに「始まりはあなたから」など、多数の中傷コメントが寄せられていることも取り上げた。

   三浦「『自分は正しい症候群』の人たちは、自分が間違っているとは一瞬も考えない。中村さんはご当人をよく知っていらっしゃって、彼自身が苦しんだり悲しんだりしているのに、縁もゆかりもない人たちが攻撃をしている。最近の『正義』の構造です」

   司会の小倉智昭「腹が立ちます。夫婦のことや離婚の原因なんて当事者同士にしか分からないものです」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト