福岡県新宮町の飲食店の店先に設置されている防犯カメラに、驚きの映像が映っていた。9月15日(2020年)午前6時頃、人目を警戒するように立っていた高齢男性が、通行人が通り過ぎるのを待って、店先の鉢植えを持ち去ってしまったのだ。ためらう様子はまったくみられない。
店は被害を届け出て、その後、警察が植木鉢を取り返してくれたが、店主は「2年くらい前から10回くらい被害に遭っている」と語る。
番組が取材すると周辺の複数の飲食店で、同様の被害が相次いでいることが分かった。別の飲食店は「持って行かれたことある。表にあるから?いたずらでしょ?ゴミを置いていかれたり」と語る。他にも「オープン当初、植木鉢取られたり猫の糞尿を袋に入れてぶら下げられたり」など、少なくとも5つの店が被害にあっていた。
2年前から被害、猫の糞尿まくいやがらせも。何のためなのか?
今回被害にあった店主によると、犯人と思われる男性は70歳くらいの元店の客だという。番組では、店主たちの証言を元に、盗んだ男性の自宅を直撃取材した。インターホン越しに「植木鉢を勝手に持って行っちゃうという話がありまして」と質問する阿部祐二リポーターに、当初「なんの話ね」ととぼけていた男性だが、「映像に残っているんですけどね。どうしてですか」と言われると「捨ててあるものだと思った」とあきれた言い訳。さらに「何か思いがあって持って行っちゃう?」と尋ねられると「そんなことはないよ。しつこいね」とインターホンを切ってしまった。
司会の加藤浩次「持ってったのを認めたということですよね」
阿部祐二リポーター「捨てたものだと思っていたと言ってましたね」
加藤浩次「おかしくないですか?」
阿部祐二リポーター「常識では考えられないですが、警察が動いたとしても微罪になる可能性が高いですよね。近隣の方は関わりたくないとして黙っていた。僕の取材経験からいうと、こういった方が近隣にいるおかげで精神的バランスを崩す方がいる」
高橋真麻(フリーアナウンサー)「第三者は警察に届ければいいというが、逆恨みされたりもっとひどいことされたらどうしようとなる。こういう方は話が通じないこともあるのでどうすればいいのか。こまめに警察に相談するしかないのか」