きのう27日(2020年9月)午前2時頃、女優の竹内結子さんが渋谷区の自宅で意識のない状態で発見された。竹内さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。警視庁渋谷署は現場の状況から自殺とみて詳しい経緯を調べているが、遺書などは見つかっていないという。竹内さんは去年2月には俳優の中林大樹さんと再婚し、今年1月に第二子が生まれたばかりだった。
所属事務所のスターダストプロモーションは「あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然としております。...マスコミの皆様におかれましては、ご家族、ご親族の深い悲しみにご配慮いただきますよう、切にお願い申し上げます」とコメントを発表した。
竹内さんは96年に女優デビュー以降、99年のNHK連続テレビ小説「あすか」でヒロインを演じるなど活躍してきた。女性版シャーロック・ホームズを演じたHuluの国際共同制作ドラマ「ミス・シャーロック」は、世界19ヵ国で放送されるなど海外でも人気が高く、台湾メディアの台湾自由新報は「笑顔の女王と呼ばれる竹内結子さん。子供がまだ一歳になっていないこのときに悲しいことです」と報じている。
熊本地震の被災地に毎月寄付を続けていた
共演者からも悲しみの声が寄せられている。
草なぎ剛は「今でも現実として受け止められていない状況です。作品でも演技でも助けていただいて感謝しかありません」、ドラマ「ムコ殿」で共演したつんく♂も「最近でも映画やドラマなどをみて、演技に感動していたところでした。ご冥福をお祈りいたしております」とコメントを出した。
竹内さんは、熊本紹介番組でナレーションを担当したことがきっかけで、2016年熊本地震の被災地への寄付も続けていた。ロハス南阿蘇たすけあいの井出順二代表理事は「地方のボランティア団体に、3年8ヶ月も継続して毎月毎月振り込んでくださる姿はすごい」と語る。
小澤征悦(俳優)「自分で切り開いていく力を持っていた人だった。まだ信じられなくて、まだお悔やみを申し上げたくない」
井上公造(芸能リポーター)「女性誌今月号のインタビューでも『40歳になって、表現の幅が広がることでプレッシャーもあったがやりがいもあった。母親の経験をいかし難しい役も表現できるようになりたい』と前向きに語っていた」
近藤春菜(お笑いタレント)「素朴さもあって、お話ししやすい雰囲気がある方。ただただ辛い」
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「私たちが安易に推測するのは許されない。精神的な孤独が全体的に深まっているのかなという感じがする。悩みを抱えている人は踏みとどまってほしい」