「圧巻の演技に感動」「江口さん、かっこよかった」
「香川照之の圧巻の千両役者ぶり。感動です。頑固な半沢に銀行に残る大義名分を与えるなんぞ、大和田常務はさすが大物。香川照之の渾身のセリフ回しは最早忠臣蔵の討ち入りの口上を思わせる圧巻のド迫力の演技だった。さすが千両役者。受けて立った半沢堺も立派。上戸彩もやっと仕事らしい仕事をした最終回。キャスト皆が良かった。江口のりこさんカッコよかったし、西田さんも良かった。尾上松也も謎の絶叫、完全燃焼でしょう。初回から最終回まで本当に楽しませてもらいました」
「最後は大和田の一人舞台だったね。半沢の負けん気に火を着けて半沢の退職を押し留めた。あそこまで言えば半沢は頭取目指して奮闘するに違いないと。半沢の笑みは、大和田のやつやりやがったな、ってところか?」
「ついに明かされた頭取の思惑。花の白井大臣への憧れ。ふたつの伏線が回収されて、白井大臣が反旗を翻す。盆栽を床へ投げつけた時には、溜飲が下がりました。対箕部のシーンは、原作のモチーフとなったJAL破たん事件を借りて、まさに今現在の政治の闇へ、半沢の正義が切り込むようにも思えました。胸を張る半沢の姿勢が、印象的でした。森山、瀬名、黒崎、谷川。毎週入れ替わりにドラマを盛り上げてくれたヒーローたちに、それぞれの見せ場を作って、頭取、大和田にきっちり花道を作って、半沢で締める。このドラマらしい最終回だったと思います。脚本・演出と、演者と。力量ある集団による、力を惜しまない創作物。これぞエンターティメント、というものを観させてもらいました。面白かったです!」