戦争が激しくなるにつれて、古山裕一(窪田正孝)の妻、古山音(二階堂ふみ)が開いている、近所の子供たちのための音楽教室は、一人また一人と生徒たちがやめていってしまう。
戦争中の今は、音楽などやっている場合ではないという雰囲気が漂っていた。そして、とうとう生徒は梅根弘哉(山時聡真)だけになってしまい、音は音楽教室の閉鎖を余儀なくされる。音は、事情は理解できるものの、やるせない気持ちになってしまい落ち込む。
見るからに怖そうな婦人会の班長に圧倒される
そんなある日、軍人の妻である音の姉、吟(松井玲奈)が現れる。
吟「音!今日こそは行くわよ」
音が吟に強引に連れられて行った先は「国防婦人会」。音はこれまで敬遠してさぼりがちだったが、半ば強制的に参加することになる。軍人の妻である吟は、世間の目があり、妹の音が好き勝手にやっているのを許すわけにはいかなったのだ。
見るからに怖そうな婦人会の班長・克子(峯村リエ)が雄弁に語る。それを聞いた音は熱心さに圧倒されてしまう。
音楽教室は閉めてしまい、婦人会には全くなじめない音。そんな音にある手紙が届く。(NHK総合あさ8時放送)