竹内結子さん急死に「産後うつ」経験女性たちから「ひとりで悩まないで」コール!「自分のことのようにショック」「周囲がサインに気づいてあげて」「私はこう乗り越えた!」

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   女優の竹内結子さんが27日(2020年9月)死去した。40歳だった。発見時の状況から警視庁は自殺の可能性が高いとみて、慎重に捜査を進めている。竹内さんは2005年に歌舞伎俳優中村獅童(48)と結婚。同年に長男を出産したが、08年に離婚。その後、昨年(2019年)2月に俳優中林大樹(35)と再婚。今年(2020年)1月下旬に第2子男児を出産したばかりだった。

   まだ、具体的な詳細は不明だが、ネット上では「産後うつ」に苦しんだ経験をもつ女性からの「自分のことのようにショックです」「ひとりで悩まないで」「周囲の人は気を付けてあげてください」という声が相次いでいる。

  • 竹内結子さん(2015年撮影)
    竹内結子さん(2015年撮影)
  • 竹内結子さん(2015年撮影)

産科専門医「どんなに明るい性格な人でもなる可能性がある」

   産婦人科専門医の重見大介氏はこう投稿した。

「大変ショックなニュースです。ご冥福をお祈り申し上げます。今年1月に出産されていたとのこと。あれこれ推測はしませんが、産婦人科医としては『産後うつ』だったことが影響している可能性を必ず考えます。産後に精神を病む方は少なくありません。そして、産後は『どんなに健康で、どんなに明るい性格だった』方でも、そうなる可能性があることがわかっています。出産から半年経過していても、なることがあります。産後の女性を、決して孤立させないでください。そして、ぜひ『危険なサイン』を誰かが気付けるよう、産後うつについて全ての人に知っておいて頂きたいです」

   「産後うつ」の経験者からもこんな声が相次いだ。

   「お子さんのためにも何とか周りに助けを求めて欲しかった...。私は産後うつを患って、自殺の一歩手前でした。今も治療中です。行政の方々に沢山助けて頂いて、何とか育児ができています。芸能人の方だと、経済的には恵まれていても、逆に育児では孤独になりやすいのでしょうか。憶測ばかりですが、周囲に助けて、と言えなかったとしたら、本当にお辛かったと思います。何より遺されたお子さんたちが不憫でなりません」

「上のお子さんは中高生の多感な時期で本当に心配です。もしかして産後うつかな?と思いました。私も上の子の8か月頃は夜泣きがひどすぎて、当時の主人は全く起きてくれず、一人で一晩中抱っこして歩き回り、1時間も眠れないまま仕事に行く毎日で地獄でした。産後はホルモンバランスもおかしくなっているから、簡単に精神的にやられてしまいます」

コロナの影響で健診時の「精神相談」ができなかったのか?

「10年ほど前、産後早い時期に自ら命を絶たれたテレビ局の女性アナウンサーが3人いらっしゃいましたね。私も産後うつになり、産後うつになった有名人のことを毎日ネット検索して、感情移入して号泣したりして、おかしくなった時期がありました。実行一歩手前だったと思います。他人事とは思えません。つらすぎます」

   コロナの時期が影響しているのでは、という人も多かった。

   「産後うつの可能性はとても高いと思います。芸能人だからとかは関係ありません。私も産後半年くらいから死にたいと考えるようになり、口に出していなかったけど旦那が気付いてくれました。『今日にでもカウンセリングに行くように!』と言ってくれてどうにかやり過ごせた...。周りが気づかないと子供を預けてカウンセリングに行こうという気力も湧かないし、産後はコマ切れ睡眠で1日トータル2、3時間寝られればいい方なので、正常な判断なんか出来なくなるのです。ましてや今はコロナで子育て支援も行き届かない状況だったのではないだでしょうか。本当にお気の毒です」

「検診などの時にママの精神面の聞き取りもされて、自治体によっては保健師さんが訪問や電話をくれたりするですが、コロナでその辺は簡略化されていたのかも。第2子の8カ月は可愛い時だけど離乳食も始まり、大変な時。竹内さんの親御さんも年配だとしても、コロナで手伝いも行けなかったのかも。そう考えたらコロナ禍での育児って色々不安になりそうです。憶測でしかないけど、産後うつは誰しもなり得るから注意が必要です(自分も経験者)。これから旦那さんと赤ちゃん、連れ子の男の子はどうなるのか心配です。とにかく悲しい」

ヨシキ、マツコ、松本、有吉...芸能界で影響力のあるあなた方が「精神科相談」の大切さを訴えて!

   そして、芸能界にこう呼びかける声があった。

「精神的に追い詰められることが一番怖いです。本当にそう思う。自分も身内をうつ病で亡くしています。ヨシキでも、マツコ・デラックスでも、松本人志でも、ローランドでも、武井壮でも、有吉弘行でも、誰でもいい。影響力のある人が、死にたくなったら、まずその日だけでも我慢して、精神科で診察してもらう。仕事を飛ばしても構わない。うつ病はきちんと治療して休めば治る病気です。病気だから医者に行かなくちゃダメ!そのことをツィッターなり、TVなりで発言してもらいたい。根性とか、我慢とか、責任感とか、そういう問題ではないんだ。影響力のあるあなた方だから、先頭を切ってお願いしたい」

   【悩みを抱えている方へ 相談窓口の情報】

「日本いのちの電話」

   ▽ナビダイヤル「0570-783-556」

   午前10時~午後10時

   ▽フリーダイヤル「0120-783-556」

   毎日:午後4時~午後9時

   毎月10日:午前8時~翌日午前8時

   (テレビウォッチ編集部)

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