文春の「三浦春馬と佐藤健との葛藤12年」によると、大ヒット映画『るろうに剣心』のエンドロールに健の名前が流れた瞬間、客席の春馬が突然立ち上がった。口惜しさをいっぱいに滲ませた表情は、暗い室内でも隠し切れなかった

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文春によると「半沢直樹」が好調だが、監督と脚本家の間の不協和音で収録が間に合わないという前代未聞のトラブルに見舞われた

   同じ文春。日テレHDの太陽光事業の不正追及第2弾。日テレの太陽光事業のための子会社は「日本テレビワーク24」と「サンエイワーク」だが、「サンエイ」のエネルギー事業部担当部長と「24」の営業推進部員を兼務していた宮口文和という人間が、下請けを使って飲み代を払わせ、フェラーリなど数々の高級車を買わせ、自宅やマンションまで購入していたというのである。これが事実なら背任横領ではないか。当人は現在、職を辞している。日テレ側は「現在調査中」というばかり。だが、有耶無耶にはできまい。

   半沢直樹について2本。ドラマは好調だが、三菱UFJ銀行には半沢淳一常務というのがいて、次の頭取有力候補だと文春が報じている。同期に原作者である池井戸潤がいる。来年4月に頭取交代といわれるそうだ。

   新潮では、半沢の第8話が、収録が間に合わないという前代未聞のトラブルで、当日、「緊急生放送」をやったが、これはプロデューサーが初回に脚本を手掛けた谷津弘幸を続編で外したことが原因だと報じている。演出の福澤克雄監督も脚本には厳しく、どこかで不協和音が生じたのではないかと見られているようだ。そのため、今回は若手が数十人起用されたが、ほとんどが脱落。耐えたのはわずか数人だという。

   ちなみに、ドラマの中で繰り出される名セリフ「おしまいDEATH!」などは、俳優たちのアドリブから生まれたものだそうだ。

原辰徳監督
原辰徳監督

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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