小中学校の修学旅行が次々に中止に!大人は「GoTo」行くのにと思うが、「風呂場での会話禁止」「食事は黙って食べる」...では無理か

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   新型コロナの感染防止で、小学校や中学校の修学旅行が次々に中止になって、生徒たちはがっかり、受け入れ旅館や観光バス会社は青息吐息だという。東京23区で小学校の修学旅行を中止しているのは19区、中学校は9区で取りやめている。

   葛飾区立青戸小学校の渡邉博校長はこう話す。「5月(2020年)に2泊3日で日光に行って、東照宮を見学したりキャンプファイアーをしたりする予定でした。延期をして(感染拡大の)様子を見ていたのですが、ついに中止にしました。学校としては、クラスターを発生させないことが最も大切ですから」

専門家「バスでは歌わない」「記念写真で肩は組まない」

   子供たちは当然ながら、「残念」「楽しみにしていたのに」「思いで作りたかった」と口々に話す。

   相次ぐ中止でピンチになっているのは、修学旅行の団体をメインにしているような旅館やホテルだ。奥日光湯元のリゾートホテル「花の季」支配人の大類八重子さんは「8割の学校が中止になりました」と話す。それでも来てくれる学校のために、各部屋に空気清浄機を設置し、食事は対面にならないよう1列に並んで座り、大浴場も同時に入れるのは7~8人、受け入れも1校だけの貸し切りにしている。

   修学旅行相手の貸し切りバス会社なども、今年上半期は90%の減収だという。

   キャスターの立川志らく「Go Toキャンペーンをやるくらいなのだから、徹底的に対策をとってやってもいいじゃないかな。学校の判断でなく、区や都、国が実施のガイドラインを出してやればいい」

   東邦大の小林寅喆教授(感染制御学)が修学旅行の注意点をあげた。「バスでは窓を開け、歌は歌わない」「風呂での会話禁止」「食事は黙って食べる」「並んで寝るときは頭と足を互い違い」「記念写真で肩は組まない」などなど。 志らく「子どもたちが......これは、まあ無理ですわね」

   宿泊しない、日帰り旅行なんていうのを考えてはどうか。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト