「バカンス好き」のお国柄が裏目に!コロナ第2波がヨーロッパを襲っている。外出が増えるとこれだから怖い

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   「新型コロナの感染第2波がヨーロッパで深刻化しています」とキャスターの水卜麻美アナウンサーが伝えた。

   フランスでは、8月(2020年)から新規感染者が急増、先週は7万人を超えた。パリ在住の作家、辻仁成さんは「フランス人はバカンス命だから、ロックダウン明け(5月11日解除)から外に出ちゃった結果、感染が急拡大した。みんなで守ろうという意識がちょっと弱い」と話す。マスクを着用しない人や、何日も同じマスクをつける若者も多いという。

フランス人はみんなで守ろうという意識が弱い

   フランス政府は、パリなどの大都市圏を警戒強化地区に指定、28日(2020年9月)からはカフェやレストランの営業を午後10時までとする。パリより深刻といわれるマルセイユは、さらに高いレベルの最大警戒地区に指定され、26日から飲食店は全面営業禁止だ。医療従事者の1人は「問題は人々がソーシャルディスタンスを守らず、マスクを適切につけないことだ」と語った。

   スペインも、新規感染者が7月から再び増え始め、9月の先週1週間は約5万人。地元メディアは「夏のバカンス旅行が要因の一つ」と報じた。マドリードの一部は21日から今年3月以来2度目のロックダウンがしかれ、通勤通学などでない限りは原則外出禁止、店の営業は夜10時までだ。「街は人出もまばらです。マスクをした・しないで言い合うのをよく見かけます。ストレスが溜まって、すぐケンカする」(マドリード在住の小倉真理子さん)状態だという。

   司会の加藤浩次「ちょっと人が動き出すと、気を緩めると、(感染者が)一気に増えてしまうことをヨーロッパから学ばなくてはいけないな」

   日本感染症学会専門医の佐藤昭裕さんは「日本人一人一人の対策がよくできていて、時短営業も効果があった。この対策をしっかり継続すべきです」と強調した。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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