台風12号は、きのう23日(2020年9月)まで予想されていた進路の中心から東寄りにそれた。きのう夜あたりから北東に曲がり、これからはさらに北寄りにかわり「関東の東海上をまる一日進む見通しだ。ただ、「時速15キロと自転車並みのノロノロ台風だから、風の強い状態が長く続きます」と気象予報士の藤富郷が注意を促す。
司会の加藤浩次「東京でも風雨が強まるといわれたが、そこまでいかなかった。なぜそれたのですか?」
来週は高気圧に覆われて穏やかな秋晴れの空に
藤富気象予報士によると、高気圧が北から進路をブロックし、海面水温が27度以上と高い関東の東海域を進んだ。黒潮がやや蛇行しているのも影響したらしい。あす25日朝は、東か北東の風が関東と東北の一部に吹き込むので「波も高いから海には近づかないで」(藤富)という。
一方、西日本にはべつの低気圧が発生、あす以降、太平洋岸に沿って進む。むしろ、この影響で大雨や落雷、突風の恐れも出てきた。これを過ぎれば、来週は高気圧に覆われて穏やかな秋晴れの空が広がりそうだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト