アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也容疑者(48)がきのう22日(2020年9月)、東京都練馬区内で酒を飲んでバイクを運転し、信号待ちの車に追突したとして酒気帯び運転の容疑で逮捕された。呼気から基準値の5倍近いアルコールが検出されており、「お酒を飲んでバイクを運転し、事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認めている。
事故が起きたのはきのう22日の午前9時半ごろ。駆け付けた警察官が検査したところ、呼気から1リットルあたり約0.7ミリグラムのアルコールが検出された。これは500ミリリットルのビール缶7~8本分に相当する。目撃者の男性は「バイクにまたがった状態で、下向いた感じだった。ヘルメットをとらなかったから表情はわからなかった」と話していた。
きのう22日午後、練馬警察署で姿を見せた山口容疑者は、丸刈り姿に黒ぶちのサングラスとマスク姿。両脇を警察官に囲まれ、うつむいたまま車に乗り込んだ。ファンとみられる女性から「たっちゃーん」と悲鳴に近い声があがっていた。
コロナで孤立した依存症患者がさらに深刻化していないか?
「事故当時の状況について、今朝のスポーツニッポンです」。きょう23日の「モーニングショー」で、斎藤ちはるアナウンサーがスポーツ紙の記事を紹介した。「事故直前、車線をはみ出すほど蛇行していた」「事故後、地面に座り込むこともあった」とも目撃者は山口容疑者の様子を語っている。また、現在の生活ぶりについて、関係者は「一人暮らしで家賃は8万円。仕事はしておらず、金銭的に苦しかった。都内の豪邸が昨秋5億円で売却されたが、ほとんど(離婚した)妻に渡していた」と明かす。山口容疑者の逮捕のニュースを聞き、TOKIOのメンバー4人は言葉を失っていたという。
山口容疑者はおととし(2018年)、女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、ジャニーズ事務所を退所した。その後は、アルコール依存症治療で入院していたといわれており、週刊誌の昨年(2019年)のインタビューでは「だいぶ回復しています。通院も数カ月に1回程度」と話していた。
司会の羽鳥慎一「アルコール依存症の治療がいかに難しいか、ということですね」
浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「新型コロナの影響でアルコール依存症の自助グループが集まりにくくなっていて、孤立した依存症の方々の症状が深刻化しているという報告もあります」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「前はスターとしてあんなに輝いていたのに、今は一人暮らしで家賃8万円、仕事もなくて金銭的にも苦しいというこのギャップは、ショックですね」