将棋の藤井総太・二冠(18)が3つ目のタイトルを目指す第70期王将戦決定リーグの初戦がきのう22日(2020年9月)、東京・将棋会館で行われた。相手は、"将棋界のレジェンド"羽生善治・九段(49)。これまで公式戦では藤井二冠に全敗していたが、平成と令和の"天才"対決は、羽生九段に軍配が上がった。
王将戦決定リーグは、藤井二冠をはじめとする7人が総当たりで王将戦の挑戦者を争う戦い。勝ち上がると、渡辺明名人(36)と対戦できる。
羽生九段は、1989年に当時の最年少記録を塗り替えて初タイトルを獲得して以来、99期のタイトルを獲得。おととし(2018年)には国民栄誉賞を受賞したが、現在は無冠だ。「平成で羽生は終わった」との声もあるなか、きのう22日の対局では、1時間以上の長考が続く藤井二冠に対し、飄々としたペースで指し続けた。午後7時すぎ、「負けました」と藤井二冠が頭を深々と下げ、投了した。
藤井二冠、黒星発進の次戦は「藤井キラー」の豊島竜王
黒星発進となった藤井二冠は「厳しいスタートにはなりましたけど、よい状態で次の対局に臨めるように」と話していた。藤井二冠の次戦は、"藤井キラー"の異名を持つ豊島将之・竜王(30)が相手で、来月5日(2020年10月)に行われる。
浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「今まで意識していませんでしたが、将棋の対局数ってすごいんですね。知力も体力もないと戦えません」
司会の羽鳥慎一「羽生さんは、ずっと将棋のことを考えていて危ないから車の運転はしないそうです。すごい世界ですよ」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「僕はそんなのは嫌だなあ」
浜田「羽生世代としては、今回は羽生さんに頑張ってもらいたいですね」