4連休3日目のきのう21日(2020年9月)、各地の観光スポットやレジャー施設は予想以上の大混雑になった。午後6時半ごろの東北道・久喜白岡ジャンクション付近では62キロ、午後8時15分ごろの中央道・勝沼インターチェンジ付近から国立府中インターチェンジ付近では72キロの渋滞があった。
そんな中、広島・尾道市の千光寺山ロープウェイでは、乗車待ちの行列について「コロナなのに並ばせすぎだろうが!」と誘導員が客に怒鳴られる出来事があった。これに対して係員は「『このご時世なのに人が多い』と怒鳴った人がいたようです。誘導員に怒鳴ったら人が少なくなるとお思いなのでしょうか。千光寺山は歩いて登れる山です。地図も置いていますのでぜひ道をお尋ねください」とツイート。多くの励ましの声が集まったという。
専門家「小規模分散型を」というが、小倉智昭「集まれば大規模になるでしょ」
司会の小倉智昭は「昔から、『なんでこんなに混んでいるんだ!』『お前がいるからだよ』ってジョークがありますが、それと一緒じゃないね」と苦笑い。伊藤利尋アナは「怒鳴った男性もおそらく、レジャーには行きたいのでしょう。でも密は避けたいんです。まさに我々が抱えている両立がテーマです。でも、クレームという選択肢はおかしいですね」。
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長11日、「小規模でかつ時と場所が分散される『小規模分散型旅行』が定着することを期待したい」と発言したが...。
三浦瑠麗(国際政治学者)「旅行先で仕事をするワーケーションなどが導入しやすくなってきたはずなのに、日本人は今まで通りの行動パターンになってしまっている。ただ、『Go Toトラベル』の効果で値段の高い所に人は集まりますから、大型バスなどで行くものより、分散されるものが好まれやすくなってはいます」
伊藤アナ「経済はもちろんですが、単純にレジャーを楽しみたいという感情だってあります。感染対策との両立にもっと知恵を絞らないといけない」
小倉「小規模だってみんな集まれば大規模になっちゃう。ここは少ないだろうと思ってみんなが行けば混む。車の混雑と同じで、口で言うのは簡単だけど、実際は難しいよ」
文・ピノコ