ギョーザ購入額ランキングに異変が起きている。総務省が行っている家計調査によると、2020年上半期の一世帯あたりのギョーザ購入額で、宮崎市が1917円と1位に躍り出たのだ。これまでギョーザといえば宇都宮と浜松で、過去10年間、この2つの市が常に1位と2位を争ってきた。
宮崎といえばマンゴーや地鶏が有名で、ギョーザと言われても正直ピンとこない。スッキリは市民のギョーザ愛を確かめるため現地に飛んだ。
生ギョーザ持ち帰り専門店の「ぎょうざの丸岡」では、駐車場に警備員が3人立ち、大量購入の車が次々と来店する。この店のギョーザはシャキシャキのキャベツが特徴で、肉や野菜の一部は地元食材を使い、20個入りが520円の安さだ。スーパーでもギョーザ人気は高く、宮崎市のスーパーナガノヤには、入り口近くに販売コーナーが作られ、おすすめギョーザが大量に並ぶ。
調査対象は「焼き」と「生」。ステイホームが長くなり逆転か?
宮崎が1位となった理由だが、新型コロナの影響もあるのではないかとみられている。総務省の調査では、焼いたものと生のテイクアウトが対象で、外食や冷凍食品は含まれない。宮崎はもともと生ギョーザを持ち帰り、ホットプレートで焼いて食べるという文化があったが、コロナによる外出自粛でさらに伸びたのではないかという。
宮崎に抜かれた宇都宮と浜松だが、「どんな状況でも宇都宮はギョーザの町」「ゆくゆくは浜松が王座に返り咲く」と余裕の構えだ。
スタジオでは司会の加藤浩次が取材映像を見ながらギョーザに舌鼓を打っていた。
加藤浩次「これ、うまいよね。20個はいけるよね。シンプルな感じでおいしいというのはなかなか難しい。社長さんは宮崎で作ることにこだわっている」
加藤浩次「宇都宮はギョーザ店が多くて外で食べるんじゃないか」
前田裕二(実業家「宮崎ギョーザの恐ろしいところは特徴がないということ。シンプルで本当に美味しくてこの座を守っていくかもしれない。マンゴーを超える強みになるかもしれない」
ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「宮崎はチキン南蛮を家で作ったりする。もともと家で食べる文化があって、コロナが火付け役になって成功している感じがある」
大竹真リポーター「裏情報では釜揚げうどんも有名だそうです」
文・みっちゃん