新型コロナの影響で客足が遠のいていた各地の観光地は、この4連休の間、多くの人で久々のにぎわいを見せた。
大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンはきのう21日(2020年9月)、入場制限がかけられ、入園待ちの大行列ができた。長野・松本城は、天守の入口まで160分待ちの長蛇の列。ゴールデンウィークは人影もまばらだった軽井沢や奈良公園も多くの人が訪れた。京都市を訪れていた大阪からの観光客の男性は「人出は想像していた以上に多い。来てみてびっくりしました」。土産物店を営む大井秀民さんは「久々やわ、こんな多くの人。久々に見た」と笑顔だった。
ハイキング日和となった東京・高尾山では、ケーブルカーの駅に大行列。茨城・筑波山では、山頂付近で大渋滞となり、普段なら2時間で登れるところ4時間かかったという。高速道路も軒並み大渋滞で、東北道上り蓮田SA付近では、一時64キロの渋滞となった。
秋の行楽「この連休がラストチャンス」? これから「コロナの山」が来る?
富山・立山町の雷鳥沢キャンプ場では、約1000のカラフルなテントが2、3メートル間隔で張られ、上空から見ると花畑のようだった。管理する宮崎和也所長は「ちょっと考えられない数字。ここ10年では一番多い」と話していた。キャンプ場を利用した横家麻里さん(31)は「秋の後半や冬になると、キャンプも登山もできなくなるので、今回の4連休がラストチャンスだと思いました」。あまりの人の多さに「女性トイレへ行くのに1時間弱ぐらい並びました」と話していた。
青木理(ジャーナリスト)「僕もお墓参りだけ行きましたが、大渋滞でした。秋冬はまたコロナの山が来るかもしれないということで、これがラストチャンスだという思いだったのかもしれません」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「キャンプはいいですよね、外だから」
司会の羽鳥慎一「ただ、あれだけ集まるとどうなのかなという気もしますが」
文・キャンディ