<ドラマスペシャル 庶務行員・多加賀主水5>(テレビ朝日系9月24日木曜放送)
入院中の高齢者が詐欺の被害に。多加賀のせいだとねじ込まれ調査に乗り出したが、病院では不審な事件が相次いで起き、とうとう殺人事件も...

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   曲がったことが許ぜず、忖度とは無縁という熱い正義感ゆえに、不正を次々と暴いては漁師や大使館の料理人など職を転々とし、ついには世界を放浪するハメとなった男が、縁あって入った銀行の『庶務行員』として巨悪を成敗する痛快銀行ミステリー。元銀行マン作家・江上剛の人気シリーズのドラマ化第5弾だ。

   「皆様のおカネと幸せをお守りします」――第七明和銀行高田通り支店の庶務行員・多加賀主水(高橋克典)は、普段はお客様の案内やティッシュ配りなどをしているが、実は剣道の達人だ。

   ある日、多加賀のせいで入院中の父親が詐欺にあったと、1人の男性が銀行に駆け込んできた。聞けば、地域の人々の健康を守る中核病院「高田通り加藤病院」に銀行の身分証を付けた男が現れ、「入院中の高齢者には特別給付金が支給される」などと言葉巧みに患者たちをだまし、貯金を根こそぎ奪ったという。

  • 庶務行員・多加賀主水5(テレビ朝日番組ホームページより)
    庶務行員・多加賀主水5(テレビ朝日番組ホームページより)
  • 庶務行員・多加賀主水5(テレビ朝日番組ホームページより)

フリーターの経験を生かし、多加賀は変装して黒幕を突き止めるが...

   多加賀が以前「特殊詐欺撲滅セミナー」を開催したとき、「銀行員は身分証を所持している」と説明しため、その詐欺師を信用してしまったのだ。この病院では入院中の高齢者5人が詐欺にあい、その男はなぜか5人の口座番号まで知っていた。行員の誰かが内部情報を漏らしたと考えられた。

   事情を聴くため病院を訪れたは多加賀は、小児病棟の看護師・有村塔子(三吉彩花)に詐欺師と間違えられ、取り押さえられそうになった。

   有村によると、この病院では詐欺事件のほかにも、院長・加藤周作(柴俊夫)の20年前の医療ミス疑惑を雑誌に書きたてられたり、入院患者の近くに花瓶が落下したり、車椅子のブレーキが壊れていたりと不審な事故が相次いでいる。その結果、悪い評判が立って、外来の患者は減り、転院する患者も後を絶たないという。

   そんな中、有村が階段から足を滑らせ、転落する事件が起きる。幸い軽い打撲ですんだが、その階段には機械油のようなものが塗られていた。そして、とうとう殺人事件まで起きてしまう。

   そこで、多加賀は事務課行員・生野香織(夏菜)、有村と連携して捜査に乗り出した。多加賀が過去のフリーター経験を活かし、紙芝居の活弁士、パティシエ、中華料理シェフなどに変装して、犯人の動きを探っていくうち、一連の事件や事故の裏で、病院乗っ取りの巨大な陰謀が蠢いていることが判明する。

   黒幕を突き止めた多加賀は「お前みたいな悪は許さねえ」と啖呵を切り、高田稲荷神社の境内で木刀や鉄パイプで武装した男たちと対決する。(よる8時放送)

寒山   

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